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こころの声

昨日のこと。

とても慌ただしく、こころがついていけない一日に。

母が入院している病院へ先生からのお話を聞くために、朝一番から行きました。
一昨日の退院予定が前日になって延びますと連絡を受け、母の症状を知りたかったのでお時間があればとお願いし、約束の時間に向かいました。

お話を聞いている中で、肺のCT検査の結果を見せてもらえるのかと思ったら、なぜか脳のMRI画像で。
この両端の脳がもうこれだけ欠けてない状態なんです。萎縮しています。と。
認知症の診断は受けていましたが、これまで検査してもらえていなかったので、改めて実感しました。
ショックではありましたが、目で見て確認できたことはよかったと思います。


そこからのお話、前日のお昼と夜は食事もできているとのことで、先生から今日の退院にしましょう、と。急に...。

その日の朝、ふた口ぐらいしか食事がとれず、また誤嚥性肺炎の疑いがあるので、退院は延ばしましょう。と連絡があったばかりだから。

そう言われて驚きと同時に不安にも。
しかも今日、今?と。

その場で施設の方へ病院の相談員の方から電話をして、何時に迎えに来れるか確認するということに。
本当に大丈夫なの?と、こころはザワザワするし、動悸も。。


受け入れてくださる施設の方も大変そうでした。
朝9時半ごろに連絡して、14時ならと、来てくださることに。
本当に、、申し訳ない気持ちと、
有り難い思いと。。


最後には病院は治療する場所ですから、と先生から言われました。
それはそうです。
今、医療機関が逼迫する中、ベッドを空けて助かる命がありますから。

ただ、昨日の今日で?と疑問ばかりがぐるぐる回って仕方がなかったです。

そんな気持ちを抱えたまま会計をすべて終え、わたしは病院を後にしました。

ここには書けませんが、病院側の配慮でわたしの願いを少し叶えてもらえることもあったので感謝します。



母は認知症もかなり進み、高齢で78歳。
今後も誤嚥性肺炎になる可能性はあり、また繰り返されるから。
もう、その時は...。

このタイミングでの退院がよかったのか悪かったのかは分からないけど。
元気を取り戻してくれたらと...願うばかりです。

お天気のように、晴れの気持ちじゃないけど、
とりあえず、母にとってはよかったのかな。

ただ、すべて受け止めるのに時間がかかりました。

きっとまた同じようなことがあれば、もう病院への入院は難しいことがわかるから。

でも、これだけは変わらないです。
人手が足りない中、尽力くださる医療従事者の方々、施設の職員の皆さんには感謝でしかありません。

そして、いつも心配してくださる方々にも。

晴れ渡る空は霞み、まるでわたしのこころみたいに。

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今日も精一杯生きてます。
母も、そして、わたしも。

近くて遠い遠い、

母のこころの声に耳を澄ませて。




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