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2024.01.01 Split - Makarska【クロアチアツーリング4日目】

Splitの宿をチェックアウト

 6時半頃に目が覚めた。ゲストハウスの共有スペースには「どこから来ましたか?」と地図上にピンを刺すコーナーがあったので、Šikokuの松山のところにピンを刺した。どうやら他にも四国(香川県?)から来た人が泊まったことがあるらしい。

 自転車は外に置いていた。他の自転車も旅行中の人のものらしい。

 チェックアウト。玄関の鍵が壊れていたので窓から出ることに…。

元日(祝日)のSplit市街地

 1月1日の午前中、祝日だったのと夜遅くまで起きていた人が多いためか、街に人はいない。

 イベント会場も清掃業者が入り、ゴミも拾われて散水されていて道は綺麗になっていた。

 イベント会場も解体作業中。寝静まった街の中でも少ないながらも働いている人もいる。

 AM7:55 2024年初日の出。

 大きなフェリーが停泊していた。

 ホテル解体作業中。

朝食中に来た速報:能登半島地震

 港で朝食。開いているコンビニがなかなか見つけられなかったが港の近くで営業中の店を発見した。ウエハースと水を買ってベンチに座って食べていた。
 AM8:10 スマホに通知が来た。「石川で震度7 津波に注意」と書いてある。Youtubeで詳細をチェックし、ライブ映像を観ていたが以前住んでいた石川県が地震の被害を受けているのを知り、大丈夫なのかとLINEで知人に連絡し、安否を確認した。

 振り返るとスプリトの旧市街地が見える。

 自転車道が海沿いにあった。

Forest Park Marjan

 Forest Park Marjanという半島部にある公園に向かう。

 山が近くに迫っている。

 ここで車は通行止め。自転車や歩行者は横から入ることができる。

 公園内には自転車道があった。ランニング・ウォーキング中の地元住民を数人見かけた。

 レンタサイクルの貸出場所があった。

Split郊外

 コンビニコーヒーを飲んで休憩。1杯1.5ユーロ(約230円)で、コーヒーメーカーから抽出されるものだ。日本とそこまで価格は変わらないが日本のコンビニのほうが美味しかったような気がした。

 人口16万人の地方都市(それでもクロアチア国内では第2位)ではあるが、連接バスが運行されている。日本ではなかなか見られない風景。

 Otpbankaという銀行が入居している高層ビル。

 高層の団地が並ぶ風景。

 車線別の速度制限が設定されている。右車線は60km/h、中央と左車線は80km/h。

 西の空が暗い。雷の音が聞こえてきたのでそろそろ雷雨が始まりそうだ。10代の頃に住んでいた山陰地方の冬を思い出した。

 マクドナルドの宣伝看板があった。もちろん日本のメニューとは違うようだ。結局クロアチア滞在中、マクドナルドに行く機会がなかったのでよく分からなかったがどういうメニューがあるのか気になった。

 ゲリラ豪雨が降り始めたのでガソリンスタンドの屋根の下に避難。ここでパンを売っていたので買うことに。ガソリンは1.4ユーロ(220円)だった。日本のガソリンの安さを実感した。

 雨が止む気配がないのでレインウェアを着て大雨の中出発した。

 少し進むと路面が冠水していた。地中海沿岸で普段は降水量が少ないこともあり、路面排水の設備が不十分なのだろうか。水たまりを回避して進む。

 雨が止んできた。

 クロアチア各地にあるコンビニ、STUDENAC MARKETは「すぐここ」とは書かずに具体的な距離を看板に書いている。道路左側は「5m」、右側のは「15m」と書いてある。なお元日は祝日のため全店休業だった。

Dugi Rat

 Dugi Rat地区にて。外国人観光客が多いことを反映してなのか、ピクトグラムで「この地区には◯◯がある」との説明が書いてある。これはわかりやすい。

 電動キックボードのレンタルサービスがある。

  

 Dugi Ratでは古い建物が多かった。現在では使われていない廃墟も見かける。

Duće

 1月1日から通常営業のコンビニ・ガソリンスタンドがあったので入る。髭剃りを忘れたのでここで購入した。

 コンビニを出て再び走り始める。

 観光案内所も誰もいない。ビーチリゾートには誰も来ない冬だからなのか、それとも祝日で閉まっているのかはわからない。

 この地域の案内図があった。

 山側を見ると急斜面。民家があるのは国道沿いだけだ。

 山と海に挟まれた道をひたすら進む。

Omiš

 オミシュ (Omiš) という町に出る。ここでE65高速道路に向かう国道70号が分岐する。

 前方に見える大きな橋は市街地を回避するバイパス(建設中)のようだ。この辺りは急斜面で、市街地は狭い。

 町の人口は14,000人(周辺の集落を含む、2021年)ほどで、この周辺では大きい町なのだがあまり人を見かけない。

 街を出て一気に標高を上げていく。

 とても狭い平地に造られた町ということがわかる。以前行ったことのある台湾東海岸に似ている。

Omiš - Pisak

 建設中のバイパス道路が合流する。橋は完成していて舗装もできているのだが、まだ開通していない。

 Lokva Rogoznicaトンネルを通過。久々にトンネルを見かけた。クロアチアの沿岸部は山がちな地形なのだがトンネルは少ない。

 Medićiトンネル。

 ゴールのDubrovnikまで180km。本日はMakarskaまでだが、暗くなるまでには到着できそうだ。

 Pisakという地区へ。標高1,000mクラスの山が迫ってきている風景。ここの集落は国道からかなり下りないと行けなさそうだったのでパスした。

 Pisak集落まで急斜面。

絶景スポット "Rastplatz und Fotoplattform"

 急斜面で木が生えていない。日本に比べると落石対策もあまり行われておらず、落石対策ネットも破れているのを見かけた。

 駐車場 "Rastplatz und Fotoplattform" で休憩。

 海まで急斜面。海は透き通っている。

Zagreb方面の道路が分岐

 Zagreb方面の国道39号(左)とDubrovnik方面の国道8号(右)が交差点で分岐する。

 各都市の距離が書いてある。

 大きい街だけでなく小さい集落の距離も書いてある標識。

Baška Voda

 Baška Vodaの集落内へ。

 オレンジ色の屋根の民家が密集して建てられている。

 集落内を通過する車のスピードを抑えるためにプラスチック製の段差が設けられていた。集落の中を走っていると、正月から小学校のグラウンドでサッカーの練習をしている子どもたちを見かけた。日本でいえば四国4県と同じくらいの人口なのだがサッカーの人気が高く強豪国の1つ。

Baška Voda - Makarska

 国道に戻ってきた。

 高速道路にアクセスする道路が分岐する。ここから4,000mほどの長大トンネルで左側に見える山脈の直下を通過し、高速道路のインターチェンジに向かうルートとなっている。

 停車スペースで休憩しているとフィアット製の白いバンに乗った地元住民の若者2人組に呼び止められた。何だろう?と思っていると「どこから来たんだ?」と話しかけられた。

 話しているとみかんやチョコレートをもらった。ちょうど喉が渇いていたのだが店が見つからず飲み物を買えていなかった。みかんはいい水分補給だ。

Makarskaの市街地散策

 Makarskaに到着。

 街の入口にも「2024」のライトアップ。

 市街地に入る頃には16時40分、暗くなっていた。

 店も見かける。

 右にはピザの店。美味しそうだ。とりあえず宿にチェックインして、それから夕食を考えよう。

 市街地のすぐ近くまで標高1000mの山々が迫っている。

 人口1万人ほどの街ではあるがショッピングセンターもある。

 予約した宿らしきところに入ったのだが、予約したはずなのに「ドミトリールームにしますか?個室にしますか?」と聞かれ、違和感があった。確認してみると予約した宿と別の宿だったことが判明。予約した宿はここから2km手前だったので、Makarskaの市街地を観光してから宿に向かうことに。

 クリスマスの飾りつけが鮮やか。

 子どもたちがスケートで遊んでいる。

 建物の間の通路も明るかった。

 広場には屋台も出ていた。昨夜のSplitに比べると町の規模が1/10以下なのもあって人は少ないが、小さな町でもクリスマスのイベントは行われている。地元住民に見える人ばかりで、観光客らしき人はほとんど見かけない。

 土産を買おうと思ったが元日だったので営業していない。

 街の中には階段が多く、自転車で回るのには向いていない。駐輪場らしき場所も見かけない。自転車はあまり使われていないのだろう。

 路地にも椅子が並べられて、座って食べられるようになっている。

 クロアチアの銀行ATMは屋外にあるのが一般的なようだ。

 大通りに出てテラス席のあるレストランへ。自転車は店の前に置いても良い、とのことだったのでここで食べることに。

 クロアチア料理"shrimpa alla buzara"(25ユーロ=3,900円)とても美味しかった。日本で食べるエビよりも殻が剥きにくく、食べにくかった。

 海沿いの広い道路を進み、宿のある地区へ。

 レストランは賑わっていて、店によってはほぼ満席のところもあった。

 観光に力を入れている地域のため、ツアー会社や観光客向けの店が多い。

 レンタサイクルもある。

 リゾート地の雰囲気が強い。

 オフシーズンの夜なのもあり、街から少し走ると人を見かけなくなる。治安は良いので危険なところはない。

 久々に見かけた押しボタン式信号。

 レンタサイクルの店、屋根には自転車が置かれていた。

 やっと予約した宿を見つけた。

 街を見てから、20時に宿に到着。入り口がとても分かりにくかったが、オーナーの方が出迎えてくれた。自転車も室内保管できた。
 オーナーの息子さんと誕生日が10日しか変わらない、という話や日本で大きな地震があったが、家族は無事だという話をした。
 見せてもらったクロアチアのニュースサイトでも能登半島地震は大きく取り上げられていた。

 クロアチアビール、Karlovačkoを飲みながら(クロアチア語がわからないので何を言っているか分からないが)テレビを観る。Karlovačkoというビールは日本では売られていないが、また飲みたいと思えるような美味しさだった。

 アパートの一室のような宿。クロアチア沿岸部では "SOBE" というアパートの宿が多い。

 「水道水を飲めるよ」と言われたのだが、沸かして飲んでも変わった匂いがしたのでやめておいた。


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