自殺はずるい


 昨日は竹内結子の追悼記事を書いた。おかげで気持ちも少しはまぎれたが、そのぶん、今日書く記事に少し手こずった。その記事のヒロインも、哀しい人だが、生きている分、竹内の死のインパクトに持っていかれ、そのヒロインに感情移入するまでに時間がかかった。

 死、まして、自殺はずるい。

 もともと好きな人だったから、今後はいっそう、美しくて不可侵な魅力を持つ存在となる。

 テレビで紹介される過去映像や、追悼コメント、素敵だったな。だからこそ、自殺をよくないものと見なす意見や、自殺報道ガイドラインを守れ、みたいな意見は、邪魔でしかなかった。

 そういうものを否定し続けることが、自分の生きるテーマのひとつだと、改めて確信する。

 死ぬものは仕方ないし、本当に死にたい人が死ねるのはむしろ幸せなこと。ときには、死が救済になり、死ぬことは生きること、になったりもする。

 それがわからない、という人もいていいけど、どうせわからないなら、邪魔はしないでほしい。


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