栗山千明の(痩せる)特技

ちょっと話が古くなるけど、11月17日の「はなまるマーケット」で、栗山千明がこんな話をしていた。
「私、お魚屋さんの息子さんに褒められるくらい、綺麗に食べるのが得意なんです。単純に好きなので、ちゃんと綺麗に取りたいんです。骨のまわりのほうが、美味しかったりするじゃないですか」
こういうクールビューティ系の人には、それほど萌えないんだけど、この話は嬉しかった。魚を綺麗に食べられる、というのは、僕の萌えツボの一つなので。
それに気づかせてくれたのは、以前、このアメブロで、僕が夢中になり、いろいろやりとりもした痩せ姫。プロフの「特技」に「魚を綺麗に食べられること」とあって、いいなぁって、思ってしまった。
それはさておき…(苦笑)若くして世に出て、成長とともに体型が変わる人もいるなか、栗山千明がスレンダー感を残したまま、大人になれたのは、そういう食の嗜好も大きいんだろうな。
肉より魚のほうが太りにくい、というのは、カロリーや脂肪といった面での比較もあるんだろうけど、魚のほうが、食べるのに手間や時間がかかる、というところも、じつは大なのでは。
肉食女子より、魚食女子が増えるといいな、と、思ったりしてます。

(初出「痩せ姫の光と影」2010年12月)


「拒食症の女たち」(中谷和男)というルポルタージュに、11歳の栗山千明に憧れ、ダイエットに励む20歳の痩せ姫が出てくる。ルポルタージュなので実話に近いと思われるが、9歳も下の少女に憧れるという感覚は、理解できない人もいるかもしれない。でも、一定数の痩せ姫が理想とするのは、第二次性徴前後の体型だから、それを示す例として読み解いた。最初に登場するのは、スポーツクラブのプールでのこと。「肉が削げ落ち」た体で「針金細工の人形」のように「泳ぎ続け」る姿が印象的だ。

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