「特別な山村」留学を読んで
日本列島の中の「特別な山村」留学とは?私はワクワクした気持ちでページを読みすすんで行った。トムラウシ(アイヌ語で神様たちの遊ぶ庭)との事 やっぱり、奈都先生の題名のつけ方はピカイチ!
北の国へのたった一年間の山村留学が手に取るように、短い文で描かれて、その上 作者の人柄が垣間見えるところが 面白い。 山村留学は いろんな大人の協力が必置と見受けられる。数人の山村留学生徒のために、あらゆる分野の大人の知恵が凝縮されたスケジュールに 家族も もちろん参加することになっている。私だったら、協力どころか付いていけそうにない。この山村留学の忙しい生活の垣間をくぐり、私の感動した「羊と鋼の森」を手掛けたとのこと。 奈都先生は たいしたもんじゃ! けれど、「羊と鋼の森」はトムラウシだからこそ書けたのかも? 今、私は作者にゾッコン!文庫本をAmazonで爆買いして読んでいる。 小説もさることながら、奈都先生の母親としての「見守る子育て」にも感動している。素の作者の「面白き人」と言う面にも好感が持てた。 元々、山村留学は ご主人の提案とのこと。平穏で平坦な都会生活をしぶしぶ断念してのことだったようだが、一年間の山村留学は 子供たちにとって何よりの時間だったようで「大人になる前の大事な経験を積めた」ことは 羨ましいかぎりだ。うちの孫にもこんな経験をさせてやりたいと思う今日この頃です。
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