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硬券0075 秋田中央交通

秋田中央交通

ここの鉄道時代の硬券もないのに、バスとしての硬券だけある当会でございます。
秋田中央交通は、元々一日市(八郎潟)と五城目(ごじょうのめ)を結ぶ軌道線があり、昭和44年に廃止されて以降、バス化しても国鉄連絡運輸をしていました。

昭和50年 A型硬券 青JPRしてつ地紋 一般式  国鉄連絡運輸 五城目

この切符はまさに五城目のバスセンターとして、バス駅として残されて発行されたものです。
たまたま、地紋と印刷が直角になっています。

昭和51年 B型硬券 赤JPRしてつ地紋(焼け) 一般式  五城目

これも恐らく国鉄連絡ですが、B型、経由地無しなので、自社バスだけのものの可能性もありますか。
秋田中央交通は、男鹿半島方面にも路線バスをもっているからです。
もっとも、のちの時代にはB型でのJR連絡券はありました。

平成3年 A型硬券 青TTD地紋 一般式  JR連絡運輸 五城目

JR連絡の硬券の発売は平成5年の3月末までであったとのことです。

もっと種類を集めることは可能なのですが、秋田中央交通バスの切符が面白いのは、鉄道廃止後の五城目の切符よりも自社の路線バスのものです。
男鹿半島の観光路線も兼ねたようなもので、こういう硬券をみると、むしろそちらに興味がいきます。

昭和46年 B型硬券 青(灰)JPRしてつ地紋 一般式 自社バス

例えばこういうものの方が好みです。
断線右側の温泉マーク♨なんて面白いです。

昭和40年頃 B型硬券 緑JPRしてつ地紋 一般式 自社バス

男鹿一周。秋田から秋田ゆき。観光も路線バスも兼ねたようなものでしょうか。
とても面白いです。

こういうものなら、またサイト展示資料に追加したいです。

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