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硬券0102 徳島バス

徳島バス

日中戦争時の統合にて、昭和17年に発足した「徳島バス統合株式会社」が最初の形です。
昭和22年に現在の「徳島バス株式会社」になりました。

昭和36年には南海電鉄と資本提携して、平成21年に正式子会社となっています。
本社は徳島市です。通称「徳バス」などともいわれます。

さて、ここの硬券は、共同運行の高徳特急バスが有名だったのですが、これは次回にして、今回は、徳島バス単独のものだけのページです。

徳島バスは、徳島県の広い範囲を担っていて、売札所もそれなりにあったものの、補充の半硬券が非常に多く、硬券にはあまり出会えませんでした。

ちゃんとした硬券を少々編集します(最下段はオマケですが)。

昭和 A型硬券 無地紋 両矢印式 補充往復券

日和佐地域の海岸線の綺麗なサンラインのものですが、デザイン的にはつまらないですね。

しかし、うって変わって、こちらは風格があります。

昭和40年代 A型硬券 赤自社地紋 補充式 3社連絡 見本印

これは、なかなか目を引く硬券で、徳島~バスで小松島港、船で和歌山港へ行き、南海電鉄で難波までのバス~船~鉄道の3線連絡券で、様式も「小松島港和歌山港経由」など面白いものです。
実際使われると、ミシン目の右側は取られてしまうのでしょうね。
徳島から難波なら、常備でも良さそうですが、発着とも補充の様式ということです。

800-100=700 
南海汽船450円+南海電鉄250円=700円の時代でしょうね。
見本ながら、ちょっと珍券の部類かも知れません。見本印があるぐらいですから、今後時折出回ってくるのかも知れませんね。

 

昭和37年頃 A型硬券 青RTC地紋 連続式

南海グループに入ってすぐあたりでしょうか。
岡崎(鳴門)からの連続式でしたね。

 

あとは硬券ではないですが、

昭和37年頃 D’型半硬券 青RTC地紋 優待乗車券

D型に近いものですが、少しサイズは違います。

 

 次回は、徳島バスが主体で参入していた「高徳特急バス」を別ページとして取り上げてみます。

 

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