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悩んでいた時に出会った2冊の本と平手友梨奈さん

松田青子さんの『持続可能な魂の利用』を読んだ。

それはそれはとても素晴らしい本で魂が震えた。

是非ともネタバレせずに読んで貰いたいので、内容については割愛するが、実は作中に一人のアイドルが登場する。

そのアイドルのモデルとなったのが、元欅坂46の平手友梨奈さんという方らしいと風の噂で知った。


欅坂46についても、平手友梨奈さんについても、僕は詳しく知らなかったのだが、小説を読み終えたあと興奮するあまり、すぐさま欅坂46の楽曲をダウンロードして聴いた。

数年前大ヒットしたらしい楽曲もしっかりと聴くのは初めてだったが、メッセージ性の強い歌詞に心を動かされたのだった。


それから、どうしても彼女たちの踊る姿が観たくてBlu-rayを購入してみようと思った。東京ドーム公演が最新作らしく、すぐさまAmazonで購入した。


序盤、平手友梨奈さんがグランドピアノの上で堂々と踊り狂い、魂が抜けたかのようにピアノの鍵盤を思い切り足で踏んだ。真っ赤なディスプレイと、静かな東京ドーム内に低音が鳴り響いた。衝撃だった。その後すぐに曲が始まった。『エキセントリック』という曲らしい。

心地良いピアノ、突き刺さるようなメッセージ性の強い歌詞、そして奇抜で不気味で独特だが、震えるくらいカッコいいダンスに一瞬で心を奪われた。バンド・アイドル・国内外問わずこれまで色んなライブを観てきたが、これは唯一無二の表現だと思った。


終盤、「君は君らしく生きていく自由があるんだ」
そう歌いながら壮大なドームのセンターで右手を掲げる平手友梨奈さんの気迫に溢れる姿を観て、気付いたら涙していた。



つい最近、長沼睦雄さんの『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』という本を読んで、僕は自分がHSP(Highly Sensitive Person)であることを知った。(HSPに関しては検索すればすぐ出てくるし、最近はたくさんの本が出ているのでここでの説明は省略する。)

HSPの僕にとって、これまでの人生の答え合わせのような衝撃の一冊だった。


気持ちがとても楽になった。

楽になったと同時に、「NO」と言うことの大切さを学んだ。

一部の人は「そんなことか」と思うかもしれないが、HSPにとって堂々と「NO」と言うことは、まるでこれまでの人生に存在していなかったような選択肢で、世界が全く違ったように見えた。


その「NO」と言うことの大切さを彼女たちも歌っていた。

生きづらかった人生を変えてくれる後押しをしてくれたような気がした。

自分を肯定してくれた。

数週間前までは精神的に追い詰められててどうかしそうだったが、今は割と前向きに物事を考えられるようになった。


欅坂の公式HPを見ても、出演しているテレビ番組を観ても平手友梨奈さんが見つからない。どうやら少し前に欅坂46を卒業してしまったらしい。それを知った時とても残念だった。


それでも彼女たちが歌う楽曲が今では大好きで仕方がない。
これからの彼女たちを観て、自分も何か得られたらなと強く思った。
(あと松田里奈さんが可愛い)

コロナ渦が落ち着いたら絶対にライブに行こう。


さて、今回はHSPに関してもう少し掘り下げていこうと思ったのだが、今はこの素敵な出会いに感謝!ヒャッホー!という気持ちだけでキーボードを叩いているのでこのまま終わりたいと思う。


最後に人生を変えたと言っても過言ではない
松田青子さんと長沼睦雄さんの本、そして欅坂46に感謝。


2020年7月


暗闇の中に光を見つけて


僕は 角を曲がる

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