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空港のお土産屋さんで凄い人に会った話

森田です。

福岡空港のお土産屋さんでの出来事です。

ふらっとお店に入ったところ、
若い女性店員さんが近づいてきました。

「ご試食いががですが?」

バームクーヘンにような
ひと切れを差し出されました。

まあ、よくあることですよね。


試食の店員さんといえば
「よかったらお土産にど〜ぞ〜」の
ような感じですよね。

まぁ、ふつうはこんな感じかと。


でも、その若い女性店員さんは、
これまで私が会ってきた
“試食おすすめさん”とは
まったく違う方でした。


バームクーヘンの一片を飲み込んだ瞬間…。
私の目の前にもう、本品の箱が
差し出されていたんです。

「これ、ちょっと持ってみてください!」

え?!

こんな経験、はじめてでした。

試食担当の店員さんに商品を手渡されるなんて。

しかも、
「持ってみてください」って(笑)

私の口の中にはまだバームクーヘンがあります。

そして彼女は次のようにつづけました。

「小さめの箱なので、重くないですし、
お客さんのカバンにもスッと入りますよ!」

商品の形状の説明がはじまって、、

そして、

「プレーン味とイチゴ味があるんですけれど、
お土産でしたら、プレーン味がおすすめです。
意外にイチゴ味って、好き嫌いがありますからね」


その勢いにやられてしまったのか
私は差し出されたプレーン味の本品を
もって、レジに並んでいました(笑)

この人は凄い!と思ったんです。


ふつうであればですよ。

試食コーナーでは、
お客さんに試食品を差し出すだけです。
商品を差し出すなんてしませんよね。

2つの味があったとしたら、
たいてい、どちらも美味しいですよって
すすめますよね。

この若い女性店員さんはその逆の行動をしていたんです。

この人は凄いな!と思って、
レジで決済を済ませたあとに
そのお店から離れたところで
彼女の行動を観察してみたんですが…

彼女から試食品を受け取ったお客さんの
5人中4人が次々とレジに吸い込まれて
行ってたんです。


商品サービスが、売れない、お客さんが来てくれない。

そんなことを言う人がいますが、
買ってもらう行動、来てもらう活動を
していないからなんです。


お土産屋さんの彼女がいい例です。

きちんとセールスしているから
気持ちいくらいに
バンバン売れていくわけです。
しかもお客さんはみんな笑顔!


お客さんが買ってくれないなぁと
思ったら、セールスの方法を少しだけ
変えてみてはいかがでしょうか。

どう売るんじゃなく、どう買ってもらうかを
考えてみましょう。

商品サービスを買ってもらって、
お金をいただくことは
決して悪いことではないんですから。

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