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東京4人暮らし
東京で、家族4人で暮らしている。
冬休み最終日の今日、長女は算数の宿題に追われていた。
二桁の足し算と引き算。
もうそんなことができるようになったのかと、ついこの前まで絵本を口の中に入れていた姿がよみがえる。
次女が生まれてから5年。
それが、僕らが東京で4人暮らしをしてきた時間だ。
「そんなもんなのか」と感じるのは、時間に対して思い出がたくさんあるからだろう。
オムツが汚れてギャン泣きしていた子が、立って歩くようになり、自分の意思で服を選ぶようになり、最近ではお姉ちゃんの真似をして手紙を書くようになった。
子どもと過ごす時間は、信じられないほど変化に富んでいる。
自分が止まって見えるほどだ。
毎週金曜日にスーパーでひとつずつ好きなものを買ったり、遠出した帰りには馴染みの中華屋さんでご飯を食べたり、その日あったことを話しながら川の字になって寝るのが、いつの間にか我が家の日常になっていた。
時にはケンカをしながらも、なるべくみんなが楽しくいられるように、ゼロから4人で築いてきた暮らし。
そんな日々も残すところ僅かとなった。
もうすぐ5人目の家族がやってくる。
きっと新しい暮らしが始まれば、慌ただしい毎日の中で4人だけで過ごした東京の記憶は曖昧になってしまうだろう。
だけど、こうして書いておけば、少なくとも今日のことは忘れないでいられるはずだ。
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言など、嫌でも考えてしまうことが多いけれど、目の前の愛おしい日々を決して手放さず、残り少ない東京4人暮らしを色濃い時間にしたいなと思う。
娘たちの「やりたい」に全部応える日にしてみた結果、朝から公園で縄跳びとだるまさんが転んだを3時間やり、昼を挟んで家で宝探し・かくれんぼ・カルタなどをして、アニメを見ながらお菓子を食べ、風呂では人形遊びをし、夕食後に絵本を読み始めたところで僕の方が先に寝落ちした。子どもの1日すごい。
— 阿部 光平 (@Fu_HEY) January 4, 2021
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