見出し画像

「環境DNAな先生へのインタビュー」 第6回 京都大学 益田玲爾先生

こんにちは、ふぐまるです!

アースウォッチ 「環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト(Supported by: 株式会社カカクコム)」のアシスタントキャラクターです!

環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト

https://www.earthwatch.jp/pj_domestic/detail/detail_edna.html

ふぐまる企画の第一弾「環境DNAな先生へのインタビュー」!!

「環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト」の企画者である先生方に、インタビューしていきます。第6回目は第5回目から引き続き、京都大学の益田先生です!

近藤先生のインタビューを知りたい方は、第1回目・第2回目をご覧ください。笠井先生のインタビューを知りたい方は、第3回目・第4回目をご覧ください。それでは、益田先生、よろしくお願いいたします!

ふぐまる:環境DNAとの出会いを教えてください。

益田先生:龍谷大学のセミナーで潜水目視調査の結果について講演をした縁で、近藤倫生さんから環境DNAのプロジェクトの立ち上げに誘って頂きました。

ふぐまる:環境DNAの利点や可能性について教えてください。

益田先生:潜水して魚を記録するには限界があります。船から網を曳いての採集や、ビデオカメラによる撮影もやってきましたが、それぞれにやはり限界があります。これら従来の手法では手の届かないところが、環境DNAでは見えてくる、という点に大きな可能性を感じます。

ふぐまる:先生の調査地とその特徴、魅力について教えてください。なぜその調査地を選んで調査しているのか、理由があれば教えてください。

益田先生:主なフィールドは、京都大学舞鶴水産実験所のある舞鶴湾とその周辺海域です。冬は海面に氷が張ることもあり、夏は30度を超えるという、季節変化のはっきりした海です。魚がとてもおいしく、それも当地を離れ難い理由の一つになっています。

ふぐまる:京都で海面に氷が張るとは、知りませんでした!魚がおいしいのは、とてもいいですね。好きな(美味しい)魚の種類や産地、食べ方、合うお酒など、グルメ情報について教えてください。

益田先生:カタクチイワシのマリネが好きです。手開きにした刺身を塩こしょうとレモンでしめ、ニンニク、パセリ、唐辛子など散らし、オリーブオイルをたらし、冷蔵庫で2時間ほど寝かせます。キンと冷えた白ワインとの相性は抜群。

ふぐまる:聞いているだけで、おいしさが伝わってきます!海の良さ、海でのお勧めの過ごし方などについて教えてください。

益田先生:散策するもよし、泳ぐもよし、そして潜ってみればなおよしです。

ふぐまる:海に関する思い出やエピソードなど、教えてください。

益田先生:舞鶴に来る前は、ハワイの研究所に勤めていました。「今日がハワイで最後の日。さて、どこで潜ろうか」という夢を、週に1度は見ます。

ふぐまる:好きな海の景色や場所などがあれば教えてください。

益田先生:眺めるなら、ハワイのラニカイビーチは最高ですが、海水浴シーズン後の舞鶴の小橋海岸も素敵です。潜水するなら、屋久島の永田灯台下は回遊魚の産卵などが見られる男前スポットですが、舞鶴沖冠島周辺ではブリなどの大物とレアな小物が同時に楽しめます。

ふぐまる:屋久島で潜られているんですか。うらやましいです‥。舞鶴沖の大物も迫力ありそうです。好きな海の生物について教えてください。面白い生態などあれば詳しく教えてください。

益田先生:あえて挙げるなら、カスミアジが好きです。サンゴ礁の外縁で小魚を狙う大型のアジで、パワーとスタミナを兼ね備え、コバルトブルーの体色も美しく、おまけに美味です。

ふぐまる:海で見る魚の色は、とても美しいですよね。ぜひ、カスミアジも見てみたいです。それでは、最後に参加者の方にメッセージをお願いします。

益田先生:環境DNA調査を通して、海の持つ多様性や生産性という底力を知ると同時に、バイオサイエンスの面白さにも触れてもらえればうれしいです。

ふぐまる:益田先生、たくさんの楽しいお話、ありがとうございました!第7回目は、アースウォッチのウェブページには紹介されていませんが、このプロジェクトに参加してくださっている、南三陸のサステイナビリティセンターの太齋さんにインタビューいたします。お楽しみに!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?