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「環境DNAな先生へのインタビュー」 第3回 北海道大学 笠井亮秀先生

こんにちは、ふぐまるです!

アースウォッチ 「環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト(Supported by: 株式会社カカクコム)」のアシスタントキャラクターです!

環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト

https://www.earthwatch.jp/pj_domestic/detail/detail_edna.html

ふぐまる企画の第一弾「環境DNAな先生へのインタビュー」!!

「環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト」の企画者である先生方に、インタビューしていきます。第3回目は、北海道大学の笠井先生です!
近藤先生のインタビューを知りたい方は、第1回目・第2回目をご覧ください。それでは、笠井先生、よろしくお願いいたします!

ふぐまる:主な研究テーマについて教えてください。

笠井先生:海洋環境学、沿岸海洋学、森里海連環学、水産海洋学です。

ふぐまる:研究者を目指したきっかけがあれば教えてください。

笠井先生:瀬戸内海沿岸で育ち、子供のころはまさしく高度成長期でした。塩田の跡地などの浅場がどんどん埋め立てられて、工場が建てられていくのを目の当たりにしていました。「公害」という言葉が連日のように報道され、海では富栄養化に伴って赤潮が発生し、ブリなどの養殖魚に大きな被害が出ていた時代です。子供心に、これってまずいんちゃうん?何とかせないかんやろ~、と思ったことが、現在の道に進んだきっかけです。

ふぐまる:子供のころから志が変わらず、研究者になったというのは、素晴らしいですね!研究者になって「面白い」または「よかった」と思ったことを教えてください。

笠井先生:世の中のだれも知らないことを発見できた時は、それが小さな事であっても嬉しいです。アジアの片隅で、地道に調査や観測を行った結果が、世界中の色々な人の目に留まり、時にはその人たちの好奇心を湧き立て、彼らの研究や仕事に影響を与えます。そのようなことができる職業は、かなり限られていると思います。

ふぐまる:日本の研究が世界につながっていくんですね!理想の研究者像について教えてください。

笠井先生:世の中の真理に迫れる人。何十年にもわたって陳腐にならない研究成果を残せる人。

ふぐまる:今後の野望について教えてください。

笠井先生:歳を取ったのか、特に「野望」はありません。皆が仲良く助け合って暮らせる世の中になればよいと思います。

ふぐまる:笠井先生、ありがとうございました!笠井先生のインタビューは、第4回目に続きます。お楽しみに!

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