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「環境DNAな先生へのインタビュー」 第1回 東北大学 近藤倫生先生

こんにちは、ふぐまるです!

アースウォッチ 「環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト(Supported by: 株式会社カカクコム)」のアシスタントキャラクターです!

環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト(申し込み締め切り 2020/9/10)

https://www.earthwatch.jp/pj_domestic/detail/detail_edna.html

ふぐまる企画の第一弾「環境DNAな先生へのインタビュー」!!

「環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト」の企画者である先生方に、インタビューしていきます。記念すべき第1回目は、東北大学の近藤先生です!

ふぐまる:先生の主な研究テーマについて、教えてください。

近藤先生:「自然のバランス」がどんな仕組みで保たれているか、大学院生の頃からもう20年近くも研究しています。また最近では、「自然のバランス」が崩れそうになった時、それを事前に予測する技術の開発にも興味が湧いてきました。

ふぐまる:研究者を目指したきっかけがあれば教えてください。

近藤先生:特に目指したこともなかったのですが、その時その時に本当に面白いと思えることをやっていたら研究者になっていました。子供の頃はお坊さんになりたいなと思っていました。じっくりと物事を考えて、新しく何かに気づいたらそれをみんなに伝えるというところは、科学者と似ているかもしれません。

ふぐまる:そういえば、ある方が近藤研究室のことを「お寺」と表現したこともありました。近藤先生のそのような人柄を反映しているのかもしれません。それでは、研究者になって「面白い」または「よかった」と思ったことを教えてください。

近藤先生:人間の生きる最も重要な目的の一つはこの世界の有り様を知ることだと思っています。研究者はその最前線にいますので、まだ誰も知らない「自然の秘密」を自分だけが知っているというなんとも言えない経験をすることができます。そういう他の仕事ではなかなか得られにくい瞬間の甘美な気分も好きですし、発見をみんなに伝えるときの誇らしげな気持ちも悪くありません。

ふぐまる:理想の研究者像について教えてください。

近藤先生:欲はなく、みんなに感謝しながら、社会全体の幸福のために自然の不思議を探求する科学者が理想です。決して簡単ではないですが。

ふぐまる:本当に、近藤先生がお坊さんに見えてきました。では、今後の野望について教えてください。

近藤先生:生態系のことをみんなが知って、それを大事に思って感謝しながら生活するような、そういう社会を作る手助けができたら良いなと思います。

ふぐまる:ありがとうございました!第2回目は、近藤先生に、環境DNAについて、そして調査の舞台となる海についてのお話を伺っていきます。お楽しみに!

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