Fugashi Taro

鉄道について書いていきます。

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鉄道車両の乗り心地の評価手法(乗り心地レベル)

鉄道車両の乗り心地は、加速度(振動含む)、音、温度、空間、気圧、内装、接客等、様々な要素から構成されている。これらの要素のうち、本記事では振動加速度を対象とした「乗り心地レベル」による評価手法について記載する。 (1)乗り心地レベルの算出手順 乗り心地レベルは以下①~③の手順で算出する。 ①走行する鉄道車両の車体の加速度(上下、左右、前後方向)を測定する。 ②①の測定データを任意の区間で切り取り、乗り心地フィルタ*に通す。 ③②のデータの実効値を基準加速度で割り、dB表示す

    • 北方貨物線と梅田貨物線

      関西には、通称「北方貨物線」「梅田貨物線」と呼ばれる路線がある。「北方貨物線」は東海道本線上に存在し、「梅田貨物線」は東海道本線と大阪環状線の2路線に跨って存在する。本記事ではこのふたつの路線の概要について記載する。 (1)北方貨物線 吹田貨物ターミナル駅を起点に、大阪を経由せずに塚本信号場(塚本駅の一部)を経由して終点の尼崎までをつなぐ貨物線である。また、新大阪と塚本信号場の間には網干総合車両所宮原支所が存在する。貨物線であることから、主に貨物列車が走行する。また、新大阪

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