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鬼滅の刃の好きなところ・・・3巻

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開まで、あと81日ですね!
第80話は「価値」ですね。はい。

今日は3巻の推しレビューを紹介していきたいと思います。
たっぷりと名シーンを振り返って下さませ。
今回は善逸氏の絶賛コメントがたくさんありました!


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鼓鬼の抱えた事情など何も知らなかった炭治郎。それでも鬼にとって捨てられなかったであろう書き物を踏まず、倒す瞬間には血鬼術を褒め称えた。相手の技術を褒めることは相手の存在を認めることと同義。
自宅で読み終えました。いやー、凄い。筆舌に尽くしがたいこの漫画の面白さ。ある意味ニュースですね。ストーリーも面白く、絵も上手く、非の打ち所がないです。余りにも面白くて普段寝てる時間を過ぎてしまいました。それだけ惹き付けられる魅力がこの漫画にはあります。
鬼殺隊にとって鬼は救う対象ではないけれど、炭治郎が知らずして取った言動は鼓鬼にとって少なからず救いになったのだろうね
その優しさや痛いのを長男だからと我慢する強さは王道的主人公としてあるべき姿のように感じられた
敵味方に魅力あるキャラが増え、更に面白くなってきた作品です。敵もまさに外道、みたいなキャラが少なく、切なさや哀愁があります。

鬼の哀しさも描かれていて、そういう部分がこの漫画の魅力であり、
読む世代が多岐にわたっているんだろうなと、原稿用紙を踏まぬ炭治郎と、鬼を見て思った。良い。
特定のキャラを好きになることはあんまりないんだけど、善逸が最高。頑張って欲しいが、いつまでもヘタレのままでいてほしい…。
最初はぎこちないところもあったが、この三巻では吾峠先生の味が遺憾なく発揮されます。
現在のジャンプ誌上でもかなりダークな世界観であるのに思わずくすりと笑わせにくるその独特のセンスは唯一無二のもので、読んでいてとても楽しいです。
この巻で二人の新キャラが登場するのですが、もう一人の見せ場は次巻となりまして、この巻は善逸の見せ場が多くあります。
ヘタレで情けない彼ですが、こと人を守ろうとする事に対しては一切迷いがなく、自分は弱いから見捨てて逃げろといつも人の事を思いやってくれる優しさがあります。

炭治郎が肋折れてて痛くても長男だからって挫けずにがんばる姿を見ていると勇気もらえる。
はぁ、おもしろい。
この三巻は、炭治郎が敵の書いた小説を踏まないのが凄く良かった。
炭治郎は鬼と戦ってる最中だし誰が書いたかなんてわかってないけど、咄嗟に踏まないようにしたのが本当に優しくてスゴい。
あと鬼の響凱は、人を喰うし悪者なんだけどこいつにはこいつなりの鬼になる前の人生なんかもあったりしたのだな、と悲哀を感じた。
炭治郎はこいつを倒すときに響凱の血鬼術を称賛した。
これもなかなか出来ることじゃないし、響凱はやられたけど救われたような気持ちになってたのが読者としては嬉しかった。
善逸が再登場してからの面白さが凄い。
流れるような台詞の面白掛け合い、ホラーにコメディでシリアス所々シュール、笑わす所は笑わかし、しめる所はきっちりしめる波が見事な配分で読み手に襲い掛かってきて、グイグイ読めてしまいます。絶妙な台詞回しに加え、矢印鬼編辺りから構図が素晴らしく、動きが良くなり、鼓鬼編になって更に良くなったと思います。
絶妙な台詞は善逸登場から、更に掛け合いが加わり面白くなってきました。長台詞がたくさんあるのに、スルスルと頭に入ってきます。そして作者の言葉選びが本当に秀逸。どうしたらこんな面白台詞が浮かんでくるのか不思議になるくらいです。

まず評価を見れば分かるとおり、好きな人はとことん好きになれる作品です。
登場人物に不快感がある人物がほとんどなく、独特のセンスとシュールさも相俟って楽しく読む事が出来ます。
魅力的な新キャラである「善逸」やインパクトが強い「猪頭」などが注目される3巻ですが、やはりこの作品は主人公が良いです。
主人公は強いですが、「最強」ではなく、皆が生き残るために仲間や一般人に協力をしてもらったり、サブタイトルにもあるとおり己を鼓舞し、さらに頭を使い戦術を考えたりと、必死で闘っていると言うのが分かります。
仲間を信頼し、人を守り、悪鬼を滅して妹を救うという意思を持ち、如何なる敵にも全力で戦うその描写は非常に魅力的です。


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明日に続きます。



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