見出し画像

なんでカメラって欲しくなるんでしょうね?

こんばんは。今日もお疲れ様です。

タイトルの意図としては、「機材にこだわるやつは写真好きではなくカメラ好きなやつだ」という言葉がネットの海に散らばっているところを見かけたため、自分なりの考えをまとめてみたい。と思った。

さて、ネットの海に放流されすぎてまあまあ腐っているくらい言われている上記お言葉ですが、間違っていないと思う。ていうか機材好きが多くなりがちな界隈だからこそ、こういった正論がアンチテーゼとして人々の耳に入ってくるのだろう。
正直カメラってかっこいい。特に一眼レフや昨今流行りの一眼ミラーレス、どちらも重厚感のあるボディにでかでかとくっついているレンズは見てるだけで所有欲が満たされる。毎日すりすりしているよ私は。

唐突な桜。カメラを一新してから春がより楽しくなった。

所有欲掻き立てられるボディに魅了され、本質を見失う機材オタクもといカメラマンがいるのもとてもよく分かる。

ただカメラの本質は写真を撮る道具。あくまで撮影のための"手段"である。
目的と手段を逆転させないようにというのは社会人であれば耳タコであるだろう。
かくいう僕もカメラかっこいいなあ…と惚れ惚れしてしまう瞬間があるため、何のためのカメラかは忘れないようにしたい。

じゃあ"写真を撮ること"が目的であるならば、スマートフォンが普及している現代にカメラが欲しくなり、下手したらスマホの数倍値が張るカメラをわざわざ買う理由は何なのだろう。と考えざるを得ない。
カメラはただ所有欲を満たしてくれる黒い文鎮なのか?

もちろんそんなわけないのだが、結論「Happyに写真を撮るコツは自分がしっくり来るカメラを見つけること」だと思っている。

前提として、スマホV.S.カメラ(コンデジ、フルサイズ一眼等)という構造で比較されがちだが、個人的には比較するのはナンセンスだと思っている。
もちろん解像感や画素数、逆光耐性等スペック面での優劣は存在する(ていうかなければ価格差に納得できない)が、そもそもの役割が全く違う。

当たり前だが最早なんでもできてしまうスマホと、写真と動画撮影が9割9分の役割を持つカメラを比較しても…という気持ちではある。
寿司屋に入ってフォアグラを求めてもお門違いという、そういう話。
(最近のハイエンドスマホはひと昔前のAPS-C一眼のレベルは超えていると言ってもいいけど。。)

また、写真の良さというのはどこまでいっても「好み」でしかないと思っているため、極論人から「スマホの写真の方が好き」と言われることもしばしばあると思う。
どきっとしたカメラマンの方、安心してください。僕もかつて言われたことあります。

それぞれの好みで片付けられてしまう世界に、人によっては100万200万分の諭吉を平気でぶん投げることができてしまうのは、その機材でしか撮れない空間があり、その機材の魅力にハマってしまった末路と言うべきかもしれない。

要はその人にとっては馬鹿みたいに高いそのカメラが最高のパートナーだったのである。

逆に言えば、手元のスマホが最高のパートナーとみなした人は、めちゃくちゃかっこいい写真をバンバン量産できたりもする。
機材に頼らないという言い方ができるかもしれないが、様々な理由で「これが合う!」と思えるカメラを使い続けられることがこの上ない幸せなんだと、僕は思う。

また、カメラと一括りに言えど、カメラメーカーによってデバイスにかける思いや哲学が異なり、各メーカー毎に写る世界は異なってくる。ほんのちょびっと。

そして、その世界に魅入られた人はそのほんのちょびっとの差についてあーだこーだ議論して、自分の中でこれがベストマッチだと、それらしい理由を見出してスマホ以外の写真を撮ってみたいと、好きなカメラを買う。そして沼にハマる。

でも、そこに写真を撮る人々の個性が存分に含まれていると思っており、僕はCanonというメーカーを選び、Canonに心臓を捧げた。Canonさんの何がいいって本当に人肌が綺麗に撮れる。のとデザインが過去のモデルとそこまで変わっていないこと。

もしこの2つの要素が変わってしまったらその時は考えるかもしれないが、今のところ他社メーカーのカメラに買い替える予定はない。
あ、Leicaはいずれ欲しいとは思ってます。

春だねえ

またもや長くなってしまいましたが、何が言いたかったかというと、写真いっぱい撮ろうぜ、最高だぜということです。

これまた月並みな言葉だが、カメラを買ってからは日々に彩りが増した。これ写真で撮ったらどうなるんだろう?あ、今の瞬間めっちゃいい!などとこれまでより一瞬一瞬に思考を巡らすようになった。

カメラを買わなきゃ写真が撮れないなんて時代ではないと思うので、ぜひ手元のスマホやカメラをいっぱい愛しましょう。

最後に、追加でこれだけ言わせてください。

もしカメラ購入を悩んでいてこの記事を読んでくださった方は、今すぐ買いましょう。無理してでも。
スマホとカメラ、どちらも使いこなしましょう。寿司とフォアグラ両方食べてもいいじゃない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?