おもいつき

写真、文学、ロックンロール

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最近の記事

映画「怪物」について語らせて

久しぶりの投稿なのに写真カメラ関係なくて誠に恐縮ではございますが、上映終了ギリギリに見た「怪物」という映画があまりにも自分に刺さりすぎたので、整理と感情の備忘録がてらお気持ち表明させてほしい。 ※あえてレビュー記事とか全く見ずに自分の考えたことをつらつら書くので忘れている部分やうろ覚えな部分、表記にミスがあります。温かい目で見守ってね。 ※ここから先はネタバレ注意です。絶対にあらすじすら知らない頭の中まっさらな状態で見た方が100%楽しめると思うので、サブスクやDVDで見

    • 解像感とは「説得力」だと思う

      解像度の高い写真を見るとそれだけで感動したりするものだけど、ふと何でだろうと考えてみた。 同じものを写してもキメの細かい画像を見ると心が奪われるのは何か理由がありそうだと思うのは僕だけでしょうか。 考えた結果、一言でいうと「説得力」という言葉に着地した。 1ピクセル毎が鮮明であればあるほど写真を見た人の脳に直接訴えかけてくる。 「どうだ!俺はこんな綺麗なんだぞ!」と被写体が人に限らずフォーカスされたもの全てが早く見てくれと言わんばかりに主張してくる。 そんな息を荒げて

      • APS-Cかフルサイズか、それが問題だ

        比較対象としてよく挙げられるセンサーサイズ。私がカメラを初めて購入したのはcanonのKiss6iだったため、紛れもなくAPS-Cから参入した身分であるが、ではもし初めてカメラを買いたい友人にどのセンサーサイズのカメラを勧めるか考えてみたためまとめてみたい。 ※ここでのセンサーサイズはAPS-Cとフルサイズに絞って考えてます。マイクロフォーサーズや中判は使ったことないので分かりません。すみません。 結論、APS-Cを勧める人によってカメラに対して入れ込む熱量は違うため、こ

        • 今写真に求められていること。

          AIの発達によってにわかに写真の存在意義を問われている昨今。 人によっては「簡単に綺麗な映像を写し出せるのはさみしい」だったり「AIは写真とは違う」という意見だったりと、AIに対して否定的な意見が多い印象である。 統計をとったわけではないから正確な世間の評価は分かっていないが、少なくとも私がSNSで目につく情報としてはそんなところであると感じている。 私の意見としては、一言で言えば「致し方ない」という言葉に尽きる。 恐らく物を写す手段として主流だった絵画から、写真技術が発達

        映画「怪物」について語らせて

          3万円の50mmと30万円の50mmを撮り比べたら泣きたくなった

          少しカメラを家電量販店で触っていると、レンズの値段幅がピンキリだということに気づくことだろう。 所謂コスパ最強レンズと呼ばれる約3万円で購入可能なCanonのRF50mmF1.8と、同じ画角、単焦点レンズにも関わらず10倍の値段のするRF50mmF1.2Lレンズどちらも持っているので、興味本位で撮り比べてみた。 両方購入した私からしたら正直物寂しい結果となったが、備忘録として残しておこう。 はじめにそれぞれのレンズで撮影した写真はこちらです。 ※以降F1.8を①、F1.

          3万円の50mmと30万円の50mmを撮り比べたら泣きたくなった

          壁にぶち当たって心がしんどい時ときに見返す用

          ※サムネは何も関係ありません。壁にぶち当たった時用のお酒ではありません。 「これどうすりゃいいんだよ…」と思えるほど難解かつ高い壁が出てきた経験、皆さんもあるのではないでしょうか。 聞いたことあるのが、壁は乗り換えられる高さの壁しか現れない。そして壁に見えるそれは大きな段差、だそうです。 なぜなら壁の高さはその人が属する社会的立場や環境によって相対的に変動するからだそうです。 例えば日本のトップである首相が責任持って解決すべき課題が、一個人である私に舞い降りてくることはま

          壁にぶち当たって心がしんどい時ときに見返す用

          私がCanonを使う理由

          やっと参りました華金。今週末いかがお過ごしでしょうか。 突然ですが、皆さんはカメラを買う時何を基準に選びますか? 軽さ?値段?AF性能?暗所性能?センサーサイズ? もちろん撮影する目的にや価値観十人十色で、正解はないので「これがおすすめです!」という記事ではないです。 上記性能や要素も非常に大事なのですが、私にとってカメラといえばCanonなのである。 理由は祖父と母がずっとCanonを使用していたため見慣れていること、普遍的なデザイン、味わえる撮影体験の心地よさの3点が大

          私がCanonを使う理由

          高額な買い物をパートナーに許してもらう方法

          同棲、結婚等パートナーと生活しているカメラマンの8割は経験したであろう、高い機材を買っていいか同居人に伺う瞬間のあの胃のキリキリ。(僕だけじゃないですよね?) できるだけ気持ちよく購入したいものの、パートナーの同意を得るのはなかなか難しい。 数万単位なら何とかなるが、カメラ、レンズとなるとうん十万になってくるため、そう易々許可を得ることはできない。 その胃がねじれる感覚を乗り越え、今年合計約70万ほどレンズに費やした私の経験談を共有していきたい。 ①先行投資ということを理解

          高額な買い物をパートナーに許してもらう方法

          カメラのリスク(重さ)は体で受けるっ!

          私の本業は写真ほとんど関係ない職種なのだが、出社時は基本的に下記装備で移動している。 EOSR6 RF50mm F1.2 L USM RF70-200mm F2.8 L IS USM パソコン+カメラ機材だけでざっと5kg近くになるため、肩は凝りそうになるし、5月と言えど少し距離を歩くと汗ばむ。 会社の人間からしたらなんでwwwと笑われるかと思うが、撮りたいと思う被写体を見つけた時にあ〜カメラを持っていたらなと後悔する機会に出会いたくないため、保険の意味も込めて持ち歩いて

          カメラのリスク(重さ)は体で受けるっ!

          継続は力なりという言葉にすがる

          最近、忙しさを言い訳にnoteの更新、SNSでの写真の更新を怠っていた。 「今日は体力の限界だ…」「明日やろう」誰に強制されたわけではないからそれでも構わないのであろう。 そんな日々を過ごしていたら、気づいたら2ヶ月近く経っていた。 昔見たドラマで聞いた「明日やろうは馬鹿やろう」という言葉を思い出す。 このような先送りで何がまずいって、投稿しないことが習慣化してしまうことである。 自分で決意したはずなのに、忙しさゆえに滞ってしまうのはどこか自分に負けた感覚に陥り、この敗北感

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          どんな画角が好き?50mm!!!

          最近娘が保育園から帰宅したらこの歌をいつも歌っているため、私の頭にもこびりついてしまいついこんなタイトルを立ててしまいました。 さて、皆さんは写真を撮るうえで得意または好きな画角というものはありますでしょうか? 24mm?35mm?85mm?はたまた200mm? 私はというと、全く面白くない回答で恐縮ですが、断然50mm。 日常使いしているとちょっと狭いかなあと思うシーンはありつつも、被写体との距離感は肉眼で見た時と一番差がない画角だと個人的には思っているため、 カメ

          どんな画角が好き?50mm!!!

          僕が写真を撮る理由

          お久しぶりです。 本業が忙しすぎて長い間noteから離れてしまっていましたが、再開します。 写真を撮る理由について、今の自分が思うことを取り留めもなく書いていこうと思う。 あとで見返せるように言語化しておきたいということでまとめるのでかなり駄文になると思いますが悪しからず。 ※前提1:あくまで自分の中で感じた思いや感覚なので超主観の考えです。異論は受け付けません。 ※前提2:私は生業としての撮影と趣味としてのスナップ撮影の2種類を普段行っていますが、今回はスナップ撮影に絞

          僕が写真を撮る理由

          シャッター切る瞬間はすごく気持ちがいい

          こんばんは。 ここ一週間体調を崩していて、全てに対してやる気が生み出せなかったのだけど、徐々に回復してきたので気晴らしにnoteを更新してみようと思う。 体調崩してからカメラに触る頻度が落ちていたため、久しぶりにマイキャメラと出かけてみたのだけど、今更ながら新しい発見が1つあった。 シャッター音と、撮影時指に微かに伝わる振動がとても心地が良い。 いや何を今更と思われる方が大多数かと思いますが、これまであまり気に留めていなかったシャッターの感触に惚れ惚れしてしまった。無駄に

          シャッター切る瞬間はすごく気持ちがいい

          なんでカメラって欲しくなるんでしょうね?

          こんばんは。今日もお疲れ様です。 タイトルの意図としては、「機材にこだわるやつは写真好きではなくカメラ好きなやつだ」という言葉がネットの海に散らばっているところを見かけたため、自分なりの考えをまとめてみたい。と思った。 さて、ネットの海に放流されすぎてまあまあ腐っているくらい言われている上記お言葉ですが、間違っていないと思う。ていうか機材好きが多くなりがちな界隈だからこそ、こういった正論がアンチテーゼとして人々の耳に入ってくるのだろう。 正直カメラってかっこいい。特に一眼

          なんでカメラって欲しくなるんでしょうね?

          RF50mm F1.2 L USMは人を幸せにします

          お久しぶりです。 最近新たにCanonのRFレンズを導入したので、備忘録がてら感想をつらつら書いていこうと思う。 今回購入したレンズはこちら、じゃん。 「「「RF50mm F1.2 L USM〜」 いやあ、シンプルにお値段が高すぎて鼻血が出そうになりながら日々過ごしています。 今回かなり無理して購入したのですが、何故このレンズを選んだのか、順を追って説明させていただきたい。 ズームレンズは使いやすさと難しさの表裏一体 ズームレンズと単焦点どちらの方がいいか論争は紀元

          RF50mm F1.2 L USMは人を幸せにします

          俺は一体何が撮りたいんだろうか。

          新しいカメラ、レンズ、ストロボを買って2ヶ月ほど経って思い立ったことがあるので取り留めもなく書き溜めていこうと思う。 12月にEOSR6、RF24-105mmF4、RF70-200mmF2.8を買ってからは写真が楽しくて仕方ない。それこそ「出かけるついでにカメラを持っていく」のではなく「写真を撮るためにでかける」機会が明らかに増えた。 まだ十分に言語化ができているわけではないのだが、カメラがなかったこれまでの日常と今の日常を比較すると、ただただ良い写真を残すことができるメリ

          俺は一体何が撮りたいんだろうか。