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こどもの目に映る景色に思いを馳せる

学童に通っているといろんなこどもに出会う。
「こどもって無邪気でかわいいよね」と簡単に言える人は、きっとあまりこどもに接したことがないか、忘れちゃっているか、たまたま自分のこどもが「おとなしくていい子」だった人なんだろうな、と思ってしまう。

「こどもはかわいい」ばかりじゃない。
でもそれでも、小学校低学年はまだ、この世に生まれ落ちてから10年未満なのだ……たとえどんなにひねくれていてもかわいげがなくても、「そう育ってしまう環境があったんだな」って思うし本人を責めたり憎んだりする気にはまったくならない。
これから先少しでも生きやすくなるにはどうしたらいいかなって思う。

大人の言うことを決して聞かないこどもは、「大人はみんな信頼に値しない」と思っていることが多くて、そう思わせた環境のことを考えてしまう。
周りの大人たちがこどもの言い分を聞かず、大人の都合を押しつけていると、大人の言うことを聞かなくなるか、逆にすべてあきらめて外見だけ従順になりがち。

大人ってかなりの割合で、こどもの話を聞かない。最初からどうでもいい話だと思って聞き流す。
だからこどもも、大人の話はどうでもいいものだと思って聞き流す。鏡なんだよね。自分の話を真剣に聞いてくれる大人の話は、なるべく聞こうとする。
そこはきっと対等なんだよ。

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