カナダで賃貸物件探し~その11 カヴィの家を見に行く
今年の5月1日に引っ越しをして人生初の一人暮らしを開始しました。実際に引っ越しするまでのプロセスをシリーズで書いています。
4月10日 FBの広告主より連絡あり
4月10日の水曜日、娘からメッセージが来ました。
「べつの場所、明日見る?」
別の場所とは娘がFacebookで見つけた物件です。
娘は、見つけてすぐ、4月6日に広告主にメッセージを送っていましたが、返事が来なかったので、私は「もう別の人に決まったのかな、残念、あの家のほうが安いのに」と思っていました。
思っていましたが、私はあきらめがいいので、ジョンの家に引っ越しをするべく、せっせと荷造りをしていました。
「ママが見に来る最後の人で、もうアプリケーションは締め切るけど、見に来ていいって。
アプリケーションの締め切りは明日の晩だから、早く決めないとだめ」。
小人の私に向いた家
翌日の午前10時、娘とその家を見に行きました。この日はすごく天気がよかったです。本当に娘の家から近くて徒歩3分でした。まるで裏庭に遊びに行くようなその近さに、びっくりしました。
この家は、現在私が住んでいる家で、内装や設備、ロケーションについて、以下の記事に必要以上に詳しく書いています。
私は自分が興味のないこと(お金、不動産、車、宝飾など金目のもの)には、あまり目ざとくないので、「新しくてきれいだな」と思っただけでしたが、娘はいろいろ聞いていました。
この内覧で今でも覚えているのは、すでに他の記事に書いたと思いますが、以下のことです。
・家主が若いと思ったこと(ジョンも若いですが、彼よりさらに若い)。
・家には窓が2つあり、窓がない中央のキッチンは薄暗いが、窓のある部屋はとても明るかったので、娘が、「うわ~日当たりがいいね」と言ったこと。
実際、地下室なのに日当たりがよくて、パソコン机の隣にある窓から、午後になるとモニターにダイレクトに日が当たるので、いつもシェードを半分おろして仕事しています。
・寝室にウォークインクローゼットがあるので、娘が、「ああ、私もこういうのが欲しい」と言ったこと。
でも、小さいクローゼットなので、娘の服が全部おさまるとは思えません。
・雪かきは人を雇ってやらせるとカヴィ(家主)が言ったので感激したこと。
・(この家は天井が低いので)前に見に来た人が、バスルームのドアの枠に頭がつかえたとカヴィが言ったこと。
・寝室を見るとき、「きみにパーフェクトサイズだよ」とカヴィが言ったこと。
私はすごく小柄で、身長が150センチありません。娘の友達のソフィアには、midget tenant (ミジェット・テナント 小人間借り人)と呼ばれています。
この家の一番天井が低い部分は天井まで2メートルで、小人の私が手を伸ばすと、あと10センチぐらいで届くかなという高さです。ジャンプして天井をさわることもできます。
リビングの半分と、寝室はそれより30数センチい天井が高いので、ここは、ジャンプしてもまったく届きません。
でも、長身のカヴィは、この高いほうの天井に設置したスモークディテクターに手が届きます。
天井が低いし、決して広くはないので、一般的な体格のカナダ人(白人)だと、かなり手狭だと思います。
まさに小人向けの家と言えましょう。
アプリケーションフォームを提出
その場でアプリケーションフォームをもらい、娘の家に帰って記入して、カヴィの家のポストに入れました。
うっかり、このフォームのコピーも写真も取らなかったので、正確な内容をお伝えすることができませんが、ジョンに出したフォームと似たような内容だったと思います。
仕事、月収、レファレンス3人(今の家主とその前の家主、友人を書きました)、現住所、緊急連絡先といった、賃貸を申し込む時の紙に出てきそうな項目を埋めました。
月収は、去年の年収を12で割った数字を入れました。また、「その他の収入」を書く欄があったので、「本が増刷になると、印税が入ります。去年の印税はこのぐらいでした」と書き添えました。
アプリケーションを出して、「あそこに住めたらいいなあ。娘の家に近いし、家賃もジョンの家より安いし。神様、ひとつよろしくお願いします」と心の中で祈りました。
でも、1週間たっても何の連絡もなかったので、他の人に決まったのだろうと思いました。
4月20日の午前中、私はジョンの家にインターネットを入れてもらうために、プロバイダーに電話をしました。
同じ日の午後12時22分に、フェイスブックを通じて、カヴィから娘に連絡がありました。
アプリケーションを出して10日目、引っ越しまであと12日というタイミングで。
。。。次回に続きます。
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