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コーヒー豆の産地の詳細の意味

みなさん、どんなふうにコーヒー豆を選んでいますか?生産国だったり、お店の表示する風味だったり指標が色々あると思いますが、なんで、コーヒー産地を細かく書いているのって思ったことがありませんか?そのなかの項目の一つ「標高」について、ご説明したいと思います。

コーヒー豆は、産地にもよって標高800~2,000m前後とかなりバラバラです。ブラジルは800~1,300mくらいと他の生産国と比べるとコーヒー豆を生産している標高が低かったりしますが、これが逆に一つの特色になっていたりもします。コーヒー豆を選ぶうえで、標高がどういう意味を持っているのかというと基本的には、標高が高いほど風味が良いという風に言われています。これは茶葉なども同じなのですが、日中と夜間の気温差が激しく、コーヒーの種子が引き締まり、硬く凝縮され、酸味、香り、味が際立った特徴をもって育つようです。コーヒー豆の産地詳細のところに標高が記載してあるのは、品質の一つの目安にしてねという意味になります。

焙煎屋さん目線で、考えるとギュッと密度が高いお豆は、「硬い」ことを意味していたり、酸味も強めの傾向があったりもするので、焙煎するときのレシピが変わってきたりもします。お客さん、焙煎屋さんにとってそれぞれ意味のある「標高」どちらにとっても大切な指標のかなとも思います。今日はそんなお話でした。


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