見出し画像

五感でその時の出来事を鮮明に思い出し涙する

先日主人と買い物に出かけていて、車内ではサブスクの音楽を流していました。

2023年ヒットメロディー的なヤツだったかな?

だから次がどんな曲だったかわからない。

そんな時、ヨルシカさんの【アルジャーノン】が流れた。

イントロだけで目頭が熱くなってきた。

“何だったかな?この感情・・・”

そう思っている間にパッとよみがえった。

あれは、2月の末ごろ。

愛犬のウッディの介護に奮闘中。

退院後数日に1回通院していた。

日によって調子の良さが違うし、なんなら時間によっても波があって本当に目が離せない状態が続いていた。

治ると信じて必死で介護していたのだけど、普段はポジティブな言葉をかけて下さる担当医師の先生が、言葉を濁して話す日があった。

意を決して『先生、ウッディそろそろお迎えが来る頃なんでしょうか?心の準備しなくちゃいけないのでしょうか?』と尋ねた。

半分本気で、半分否定して下さることを願いながら・・・

その願いはかなわず『そうですね。内臓破裂して緊急手術して約2カ月・・・よく頑張ったと思います。』と。

もう自力で起き上がったりできないウッディの重い体を抱きかかえて車に乗せて帰っている時、
流れてきたヨルシカさんの【アルジャーノン】

涙が勝手に流れながらホームセンターの前の道を過ぎ、魚屋さんの交差点を曲がって、家の駐車場でわんわん泣いたあの日の光景を完璧に思い出し、今も胸が締め付けられるような思いになる。

耳で覚えていたのでしょう。

あれから一度も聞いていなかったですが、先日流れてきたのを耳にし、9カ月も前の出来事なのにこんなにハッキリ思い出すのかと自分自身に驚いた。

私の中で何度聞いても涙するのですが、決してトラウマではなく、ウッディの懸命に生きた証を思い出す大切な大切な曲だと改めて思いました。

これから先も私の心の中で大切にしようと思います。

※写真は生前、ウッディが内臓破裂し緊急手術して退院後散歩に行けた一番回復がピークだった1日の散歩風景です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?