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海から来たはずの私たちのからだなのに、埋み火のような熱を宿さずにおれない

溢した涙は塩の味がする、あつい。
うみはどこですか

うみは、どこですか

遠い日の私たちがしたように、つめたい水底に潜みたいのです
こんな、熱くて苦しいみずをかかえて、おもたいからを引き摺って、内側だけが淡く撓んでいる、私たち、溢しながら、あなたを見ている

こども、ですか、?私たち、の

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