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久々のフジロックで感じた音楽体験の尊さ -FUJI ROCK FESTIVAL’23-

久しぶりにフジロック行ってきました。土曜日だけですが。でもそれだけでも確実に愛すべき「フジなりの音楽体験」が大復活しているように思えました。

フジロックの原宿ことグリーンの日陰エリア

信じられないことに3日間晴れ続けて夜も例年ほど寒くならないというフジロック的には宝くじレベルの好天に恵まれ、本来こうあるはずだが毎年どこかの豪雨で朽ち果ててしまうアートなオブジェたちが自信満々と輝いていました。それだけでフジロックは本当に価値が高まるんです。とにかく美しい。これだよこれ、記憶の片隅に追いやられていた輝きをしっかり目の当たりにしてきました。

もっとたくさんの絶景があるけど写真には映らない美しさがあるから…

ごはんもやっぱりフジロックで食べるものは全て美味しい!雨で冷えない!晴れ最高!苗場がホット!それだけで幸せ!

五平餅がめちゃくちゃ美味い
その場で作るパルムの上位版みたいなチョコソフト

ライブももちろん堪能しました。一番のお目当てはルイス・コールでした。案の定狂ってて最高のステージ。フジロックのホワイトのトリといえばの最適解。すべてのファンクがここにある。天才。ただの天才。世界遺産。ファンク以外もここにある。全部ある。ああ素晴らしかった。

ルイスコールの素晴らしさはこのブレブレ写真には映らない

その他たくさん観てきたのですがまあそれは体験した者と文章がうまい人に任せるとして、やはりフジロックは晴れても雨でもその参加の過酷さがあります。

気軽に行けてライブ観た~とはいかない。どうしても死活問題が発生する。金銭的事情や交通手段や宿泊手段やトイレ事情など、挙げたらキリがないんですが、別にそれらは修行ではなく、マインドひとつで簡単に楽しめるものなんだよとも教えてくれる。そのマインドの切り替えに音楽が上手に作用している。それがフジなりの音楽体験というものじゃないかと。忘れられない思い出にもなり、音楽の魅力を最大限高めてくれるマインドであります。そんな苦労してまで音楽体験なんておかしいじゃないかという意見もあると思いますが、サブスク時代、なんでも簡単に聴けて消費すらされず埋もれ続けていく音楽たちを輝かせる装置として悪くない提案だろうと思う。曲を聴いてその時の光景を思い出せたら、それは最高の曲になります。


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