和食人、餃子を語る。(其の八) マグロ。
日本人の私がそれまでの仕事のつながりから、中国の常州という街に
小さな会社と1軒の居酒屋を作って暮らしていたという昔話。
ここでは、その外伝。
私の中国での餃子に対する学びと、”餃子愛”をお伝えしたい。
近く、遠い国、中国に関わった20年。
私の風変わりな経歴などは、プロフィール記事(長篇)をご覧ください。
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(餃子、その八) ver. マグロ。 - 2021 -
コロナ禍に事情有り、店で準備していたマグロを台無しにしそうな場面。
こんな、場面でしか作り得ない贅沢な ” マグロ餃子 ” に挑戦だ。マグロはバチマグロの赤身、刺身用のホタテも若干。
具材は、マグロ、ホタテ、白菜、玉ねぎ、ニンニク、生姜、ニラ。
マグロの量が肉そのものとして入り、ホタテも絶妙に旨味、風味を加えながら食感にも程よい貢献をしてくれます。
マグロの味を感じやすい白菜にタマネギ少量、ニラ、ニンニク生姜も多過ぎず良いバランスです。 ニラを気にしなければ、生食可能な餃子の餡。
マグロの赤身を使用とあって、気になるのは食感。
ズバリ、全く問題なし。焼き時間6〜7分くらいでしょうか、皮に包まれ、蒸し焼きになったマグロは丁度良い火の入り方。
” 焼き餃子 " 。中の具材の水分を決して奪いすぎることがない調理法として改めて認識を深めるのでした。。。そして一つ加えるなら、生食可能な食材は決して裏切らないということでしょうか。
そこから派生して作られる料理、天ぷらであれ、フライであれ、焼き物であれ、加熱調理後も素晴らしい美味しさを発揮できます。
ここまで書けばもう、バレています。” マグロ餃子 ”が美味しいという事。
上品で優しい風味が愉しめます。
この回、巡り合わせの都合で純粋な赤身だけを使用してますが、筋や脂も入ってくるとまた可能性が広がるかも知れません。
ダシで気持ち薄くしたポン酢に、もみじおろしを添えて。
以上、マグロ餃子でした。
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