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死んでた6月

久々のブログとなりました。

心理カウンセラーのフミでございます。こんにちは。

タイトルの通りです。6月はメンタルをやられて死んでおりました。

自分の想像を上回る相当なストレスを抱え込んでいたようです。

原因は仕事です。上司です。

以前、このようなブログを書きました。

この頃(昨年12月)はまだマシだった上司との関係性。ですが次第に悪化していき、不満が爆発した今年3月に上司と衝突しました。

勇気を出して不満をぶち撒け、全部伝えました。そしたら上司は反省するどころか「俺が悪かった」と謝罪され、最後は感謝までもされました。

無事に和解し、関係性を再構築していこう!とハッピーエンディングで終わったのも束の間、それは一瞬の幻でしかありませんでした。

人間というのはそう簡単に変わることはできない。

それから数ヶ月後、関係性は良好になるどころかさらに悪化していきました。

悪化したというより上司のモラハラがエスカレートしていった、という表現の方がしっくりきます。

勤務時間の20%は普通に会話ができて何の支障もなく業務を回しているのですが、残りの80%がもう苦痛でしかありませんでした。

会話が成り立たず、平気で人の心を傷つける言葉で理詰めしてくる上司。僕の言うことやること全てにケチをつけ、高圧的な態度や表情で不安を煽ってくる。

窓のない狭い部屋で2人きりの職場。この環境が彼にとっては最高のアドバンテージだったのでしょう。僕に感情を爆発させ、好き放題に発言し、醜い依存心をぶつけられ続けました。サンドバックのように。

トイレに行こうと廊下に出れば、必ず誰かから

「大丈夫?」

と声をかけられ心配される毎日。

そんな周りからの警告をスルーし続けた僕は、平然を装って我慢に我慢を重ねていました。

今思えば本当に馬鹿げた選択をしていたと思います。

でももうその時には正常な判断ができなかった。それほどストレスに侵された精神状態だったのだと思います。

* *

やばい。

そう思ったのは6月半ばのある週末でした。

ストレスからくる怒りの感情で夜中に飛び起きました。

目を覚ますと上司の顔が浮かび上がり、怒りが湧き上がってくる。嫌でも出てくるあの顔と表情。もう呪われてるかと思いました。生き霊に取り憑かれたような感覚でした。

もう消えてくれ。消えろ!

それが本音でした。

激しい動悸が走り、感じたことのない怒りのエネルギーが身体中を駆け巡っていました。

翌日、回転寿司を食べに行った日曜の午後。たった3皿目しか食べていないのに、猛烈な吐き気に襲われました。

トイレに駆け込んで嘔吐はしなかったものの、心臓はバクバクしていて何とも言えない感情を感じていました。それ以上食べることはなく、急いでお店を後にしました。

限界だ。

限界なんてとっくに通り越していたんですがね。やっとの想いで逃げる許可を出せました(遅い)

そして翌週、会社の人事部長に相談するためにわざわざ京都にまで行ってきました。休日を潰して。交通費も出ないのに。

オンラインでしか会ったことがなかった人事部長。この方が本当にいい人で、親身になって話を聴いてくれました。僕を守ってくれて、大事に扱い、助けてくれました。

「もう我慢しなくていいですよ。あとはこっちでやりますから」

涙出そうでした。救われました。

これ以上僕が上司と一緒に仕事するのは難しいと判断され、別の事業所(県外)への異動を提案されました。

僕が何の迷いもなく「いきます」と答えると、その方向で調整を進めてくれることになりました。

「やっと解放される」

気持ちが一気に楽になり、嬉しさも込み上げました。

報われた感もありました。

一年も満たない名古屋での生活に、お別れのカウントダウンが始まりました。

* *

ストレスは生活のいろんなところに影響していました。

まずは部屋。

ぐちゃぐちゃに洗濯物が散乱しているのに、片付ける気力もなくずっと放置していました。仕事には支障が出ないようにワイシャツだけはギリギリ洗って回していました。

それから体。

食べ物が喉を通らなくなり、吐き気と戦い続けてました。胃だけでなく、耳もメニエール病(耳鳴りや耳に圧迫感を感じる症状)を発症し、病院からは大量の漢方を処方されて飲んでいました。

もうボロボロでした。

そして最も辛かったのは、カウンセラー活動ができなかったこと。

ブログを書くことも、モニターの募集も、お客様からの声をアップすることも。何一つやる気が起きない、手につかない。無気力状態が続いていました。

悔しかった。

そんな中でも、Xでの最後の投稿を見たクライアント様からDMでメッセージをもらったり、「大丈夫??」と声をかけてくれる同期や先輩カウンセラーたちがいたりして。

多くの人に心配され、励まされ、助けてもらいました。
人に恵まれていると心から実感しました。

もらったメッセージが僕の生命線となり、何とか死なずに生き延びることができました。

言葉に殺されかけ、言葉に生かされもした。

そんな6月でした。

* *

職場の人たちやカウンセラー仲間に話を聴いてもらったり、好きな温泉やマッサージを受けにいったりしているうちに、だんだん元気を取り戻してきました。

ご飯も食べられ、美味しく感じられるようになってきています。

メンタルも今では安定し、耳も少しは改善されてきました。

部屋もだいぶ綺麗になりました(笑)

心の復興作業はまだ続いていますが、ひとまずは日常に戻って来れたことにとても喜びを感じます。

元気も出たところで、1ヶ月ぶりにカウンセリングモニター様も募集開始しました。

ご縁を感じた方がいましたら、お気軽にお申し込み下さい。

元気出たので親子丼を食べに@名古屋駅

元気になった今振り返ってみて、ふと気づいたことも出てきました。

それにしても、どうして僕はあの状況で上司に言い返せなかったのだろうか。なぜあんなに耐え続けたのか。単に「上司が怖かったから」だけなのだろうか。

「そんな言い方やめてもらえませんか?」
「感情をぶつけないでもらえます?」

なんてことを言えていれば、もっとストレスを感じることなくもっと自分を守れたはず。胃も耳もダメージを受ける必要はなかったはず。

なのにどうして。

どうしていつも自分のことを言えなくなるのだろう。
どうしていつも人に感情をぶつけられるのだろう。

我慢するのは苦しいのに。
急に爆発するパターンはもうやめたい。
何なんだろう、このパターン。

気づいたのは僕のパターンでした。

繰り返される感情のパターン。

おそらくここに何かが眠っていそうな予感がしました。

心理カウンセラー フミ


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