見出し画像

あれから一年 〜失恋の先にあったもの②〜

こんばんは、心理カウンセラーのフミでございます。

これは前回のブログ【あれから一年〜失恋の先にあったもの①〜】の続きになります。

失恋し、心が病んでいた2023年4月。あれからちょうど一年がたった今、僕がどう変化していったかについて書き綴っております。

では続きをどうぞ。

自分の足で立っている感覚

もうどんな自分でもいい。

喜んでいる自分、怒っている自分、嫉妬している自分、悲しんでる自分、寂しい自分。カウンセリングを通して変わってきたことは、もうどんな自分でも素直に認めて受け入れるということだった。

泣くことへの抵抗もなくなった。

僕は「男は泣くんじゃない」とか「男らしくあれ」「泣くのは誰かが亡くなった時だけだ」と言った昭和的な社会通念(思い込み)に引っ張られた人生を送ってきた。カウンセリングが進むにつれ、こういった心理ブロックがどんどん自分の中で無くなってきていることを感じていた。

カウンセリングでもそう、誰かのブログや動画を見て号泣することも増え、感情のセンサーが蘇ってきている感覚があった。感情を解放することに許可を出し始め、これまで抑圧してきた分の涙が時間軸を超えて流れ出てきた。

いつの日だったか車を運転している時だった。

ふとした瞬間に、自分が自分に

「ずっと我慢させてごめんな。もう絶対見捨てないから」

と言っていた。

涙が溢れすぎて目の前が見えず、慌てて道路脇に停車したこともあった。

自分の感情を解放するということは、自分を肯定できていることでもある。湧いてきた感情を認め、受け入れ、解放していく。このサイクルを重ねることで少しずつ自分を認められるようになり、自己信頼が蓄積していった。

自分と繋がる。

その感覚を掴み始めている自分がいた。

目標と方向性

失恋から4ヶ月が経とうとしていた2023年7月下旬。だいぶメンタルも回復し、マイナスからゼロになりつつあった。その時の僕はもう心の勉強から抜け出せなくなっていて、ゼロからプラスにまで持っていこうとしていた。

もっと深く勉強してみたい。

お世話になっていたカウンセラーの彩さんに、セッション中伝えたこともあった。気持ちの高まりを感じていたあの夏の日、追いかけていた根本カウンセラーがお弟子さん制度8期生(※心理カウンセラー養成講座)の告知をブログで発表した。

「行こう」

自分の手で自分を幸せにしたい。

将来的には誰かをサポート側になりたい。

無自覚にも出来上がっていた次なる目標と方向性。鹿児島(実家)に住んでいた僕は、迷いはなかった。大阪だろうが東京だろうが、鹿児島から通ってやる。貯金もないし仕事もしてないけど、もうそんなことは何とかしてする。

僕は幸せになりたいんだ、どうせなら根本カウンセラーから学びたいんだ、と。そして同じ苦しみを持つ人に寄り添い、自分がサポートする側になりたい。心理カウンセラーになりたいんだ。

湧いてきた熱い気持ちは、すぐに現実化することになった。9月にはもう【お弟子8期 見習いカウンセラー|フミ】というアカウント名でXを解説し、心理カウンセラーへの門を叩いた。

本当に不思議だったのが同じタイミングで仕事のご縁もいただいた。9月から転職することが決まった。それも人生で一度も行ったことがない名古屋という土地で。鹿児島から大阪(のお弟子講座)へ行くよりも近い距離にある。もうこれは流れができていたのかもしれない。

執着を手放す

新しい土地での生活と仕事が決まり、同時にお弟子講座への参戦も決まった2023年9月上旬。これから一気に人生がガラッと変わることへの不安や恐れも凄かった。ポジティブな不安や恐れ、という感触だった。

全ての準備が整い、鹿児島を出発する日が決まった途端から元カノの姿が頭に現れるようになってきた。存在が薄らいでいた元カノの存在。その彼女に対して少しずつなんらかの感情も湧いてきていることに気がついた。

感謝の気持ちだった。

あの時マッチングアプリで出会っていなかったら。
あの人と付き合っていなかったら。
あのタイミングで別れていなかったら。
あの時あれほど傷ついていなかったら。

そんなことを考え始めていたら『あの経験がなかったら今の自分に出会わなかった』と過去を肯定できるようになっていて、怒りや虚しさよりも感謝の気持ちが湧いていたのだ。

あれほど傷つけられたのに。あんだけ愛を拒否されたのに。

どうしたことか、あの失恋はどこか甘酸っぱくて苦い思い出として僕の中で処理され、保存されていた。元カノへの強い執着はなくなっていたのだ。

そして無性にこの感謝の気持ちを伝えたくなり、鹿児島での生活に一旦ピリオドを打つ意味でも何かしたい、と考え始めた。

『手紙を書こう』

感謝の手紙を書くことにした。別れてからの気持ちの変化、嫌いになろうとしたけど出来なかったこと、自分を大事にすることに気づかせてくれたこと、本当の自分を発見できたこと、一緒に共有した時間が楽しくて幸せだったこと。便箋5枚にびっしりと。2時間ぐらいかけて丁寧に書いた。重たくて面倒臭い男だと思われるかと思ったけど、なんせ伝えたいという気持ちが上回り、行動した。

実際に書いた5枚の手紙(2023年9月撮影)

2023年9月19日。

名古屋へ出発するため鹿児島空港へ向かう途中、書き綴ったこの手紙を郵便ポストへ投函した。

ストンッと奥に落ちる音と一緒に、気持ちも整理されスッキリした。

灼熱の太陽が輝く空を見ながら、さぁ行くぞ!と彼女を手放し、次のステージへ意識が向かっていることを確認した。

5日後、元カノからLINEで長文の返信が返ってきた。

久しぶりに表示された元カノのLINEアイコンが新鮮に感じた。複雑な感情でメッセージを開けてみたら、僕の気持ちを受け取ったよとのメッセージと感謝の意を表す言葉が並んでいた。

温かい気持ちになり、心の中でもう一度「ありがとう」と言った。

諦めない力。自分を信じる力。

あの失恋からもう一年。凄まじく早く感じる。

人生の転換期とも言えるほど、本当にいろんなことが起きまくった一年だった。

地獄の苦しみを味わっていた当初は先が見えず、何度も死にたいと思った。何度も何度も、だ。

でもこうして今、生きている。五体満足で呼吸ができて、食べ物もちゃんと食べれて、仕事までちゃんとしている。

大切な仲間もできて師事する師匠もいれば自分でビジネスまで始めてしまっている。ましてやクライアントさんまでいる今がある。

信じられない。

あの時、諦めなくて本当に良かった。

逃げずにいたら、こんな幸せが待っていた。

諦めない力。
それを強烈な痛みとともに経験し、学んだ。

自分を信じる力。
それを実体験として手に入れ、これからに活かしていきたい。

ありきたりだけど「あの失恋がなかったら」と思うとここまでの道のりは当然経験できないわけで。ここまで自分を深く掘り起こして、真の才能や価値を見ることはできなかった。こんなブログも書いてるはずがない。

何より心理カウンセラーになりたいという目標ができ、それに向かって夢中になれる自分と出会えたことには、この上ない喜びと幸せを感じている。

人生を大きく変え、自分をもっと魅力的な人間にしてくれた失恋。

痛い経験の先には、必ず得られる何かがある。

腐らずに前を見てれば、きっと何かが待っている。

感謝しか湧いてこないあの失恋経験は、僕の大切な宝物でありネタでもあり、貴重な時間だったんだと確信して言える今がある。


心理カウンセラー フミ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?