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人口の男女比は1対1なのに、なぜテレビに出ている人は男性が多いのだろう?〜ジェンダーレスに思うことまとめ

・テレビのバラエティでは、スタジオの男女比に偏りがある。バラエティほどではないが、ドラマでも同様だ。日本では、人口の男女比は約1対1。厳密に言えば、女性の方が多い。ドラマもそれを、反映して差し支えがないはず。なぜ、ドラマには現実の世界ほど、女性が出演していないのだろう?
 
また、男性ばかりの番組はあるが、女性ばかりの番組は少ない。


・男性が上半身裸でボケる芸人はいるが、女性でそれをやるのは難しい。どうしても、性的な印象になる。

・結婚した男性に「育児してるか?」とは聞いても、結婚している女性には聞かれない。育児していることが当たり前のように捉えられている。


・結婚した男性芸能人に、「料理しますか?」と聞いて「しないです」と返ってくることがあるが、女性の既婚芸能人に「料理しますか?」とは聞かれない。

また、「料理しない」と女性は言いにくいし、女で料理をしないのは恥ずかしいことだというイメージがある。


・メイクしている男性は「メイクするんですねー」と言われるが、メイクをしていない女性は「メイクしないんですか?」と言われ、その文脈にはどこか、「自分を大切にしていない人・ガサツな人」というイメージがつく。


・男性アイドルへのインタビューで「好みの女性は、ロングヘアかショートヘアか?」という質問はあるが、女性アイドルには「坊主の男性は好きか?」などの好みの髪型の質問はない。

また男性アイドルの場合、「デートにはスカートか、パンツか?」というインタビューもある。女性で、それを聞かれる頻度は低い。服装を聞かれることは、女性は見た目が大事、という印象を与える。

・そもそも男性アイドルには、「こんな女性がタイプです」という、イラストに書けるようなイメージを求められるが、女性アイドルが、「好みの男性のイメージ」を伝えることはない。


・好きな人の好みを聞かれる際、男性では「家庭的な人」というような意見、「料理を作ってくれて、家事をしてくれる」「怒らないで、優しい」など、なんとなくその内心には、「従順さ」「家庭に入るおとなしさ」が求められている。女性がそれと似たような回答をすることは珍しい。

・そもそも「家庭に入る」などの言葉も、大仰だし、結婚したらもう母や父とは離れて別の家に行きます、という考えがおかしい。


・やたらと漫画での女性は、巨乳で痩せている。そしてどこか自信がなさそうで、自己肯定感が低い。翻って男性は、しっかりしていて、女性をリードする印象を押し付けられている。


以前書いたジェンダーレスの記事はこちら↓





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