本当に男は、そんなにモテたいのか?〜男性ファッション誌に、「父」不在の違和感
某40代女性向け雑誌を読んでいた。雑誌読み放題サービスを使っていた時に、読んでいたものだ。
その雑誌では「女、母、妻」というカテゴリーごとに、彼女たちの生き方が書いてある。
「どの生き方を選んでも、素敵なのですよ」という印象で、それぞれに美しさがあった。
もう休刊になってしまうが雑誌のwithも、最近は様々な生き方を教えてくれていた。以前は可愛い系のファッションが多く、あまり興味がなかったのだが、
この頃は、同年代向け雑誌と比べても、面白いなと思っていた。休刊は、さみしい。
コーディネートの羅列よりも、生き方モデルを提示された方がよっぽど生きやすい。
服なんて、変なものを着ていたら「ダサいねー」と誰かに言われるくらいなのだから。オシャレになることよりも、「ダサいね」と言われて、へこたれないマインドの方を身につけたい。
いくら完璧にオシャレを学んでも、「それは、ダサいですよー」人間は、湧いてくる。ならば、私流スタイル、一択だ。
要はマインドだ。昨今では、以前よりはハラスメントは減った。ただそれでも残念ながら、容姿などをいじる人は現れる可能性がある。
それでも、立ち上がり続ける力がいる。
言われないように頑張ることには、限界がある。
今は整形が流行っているけれど、それで満足出来るならば良いが、何かを他人に言われる度に容姿を変えているとしたら、不毛だ。
どこかで、区切りをつける必要がある。
「だから、何か?私は素敵ですよ。外見ばかりみる浅はかな人ですね」そこまで言えなくても、そのマインドが大事だ。その点では、中国人に見習う方が良い。無論、これは中国のステマではない。
さて、最近の女性誌では「結婚しない生き方」、「子供産んだら、いくらかかるの?」、「積み立てnisaのような財テク」など、人生の教訓が並んでいる。そこには編集者の方の強い意志を感じるのだ。それを読む度に、「あー、子供いる人大変そうだなぁ」、「結婚も、辛いのね。私が結婚するとしたら…」と、いう他人事から自分ごとになるのだ。
ただ、男性誌を読んでも、まだ「モテるには」「いくつになってもイケオジ」、最近では「キャンプなどの趣味充実的な内容」、「エコはしたくないけど、お洒落なアイテムなら、デザインで買いますよ」が並んでいる。「リモートワークで、イケてる部屋作り」も、入るか。
オシャレ雑誌は、なんでもとにかくオシャレにしたがる。それが行き過ぎて、オシャレでないこともあるけれど。SDGsといいながら、「買ってくださいねー」というダブルスタンダード。
まぁ、それはともかく。ここで疑問がある。本当に「モテること」を男性は求めているのだろうか?
某40代向け女性誌にあった、「女・妻・母」は、そこにはなく、40代向け男性誌は「まだ(結婚してても)モテる」という感じ。もしくは「ソロだけど、趣味に生きる」と言うべきか。
「夫」や「父」の読者も多いはずだ。夫としては、夫婦の問題なのでともかくとして、父親としての悩みもあるはずなのだが。いったい彼らはどこで、子育てを「勉強」するのだろう?
「いや、最近はそう言う特集もありますよ、あなたが知らないだけです」というのなら、良いのだけれど。
オシャレも良いが、その前に学ぶべきこと、知るべきことがたくさんある。
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