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瞑想の不思議3

ある日の夜突然、『そうだ!!今、インナーチャイルドにアクセスしてみよう。きっと上手くいく!』と思い立ち、早速瞑想によるインナーチャイルドとのコンタクトを試みたことがあります。

私が育った家庭は3世代で、二人姉妹の長女として育ちました。共働きだった両親に代わって育ててくれたのが祖母です。まぁ、子育てというのは、その時代だったりその人が育ってきた環境によって大きく異なるし、何が正しくて何が間違っているなんていうことは、だれにも決めれるものではない(虐待は別として)で、そこに関しては、あえて何も言いませんが。

ただ、『お姉ちゃんなんだから』という言葉は、見えない鎖のように、私をがんじがらめに縛りつけていきました。甘えたくても『お姉ちゃん』という鎖につながれて、甘えられず、今でも甘え下手な私💦

そんな私だから、いつかインナーチャイルドと会える日が来たら、思い切り甘えさせてあげたい。そう思っていました。

そして、突如思い立ったインナーチャイルドのための瞑想。以前、誘導瞑想のYouTubeを聞いて、インナーチャイルドと会おうと試みたときのイメージを自分の中に作っていくと、出てきた扉。その扉の向こうにインナーチャイルドがいる気配。

「このドアを開けて入っていい?」(と心の中で)そう聞くと、扉の前に大きな赤い✖が浮かび上がり、あー、会ってはもらえないんだな。とその✖の意味を理解はしたものの、反応はあったので、

「じゃあ、そのままそこで聞いていてね。」と(心の中で)声をかけ、小さい頃の自分が、本当はどうして欲しかったのか。何をして欲しくなかったのか。それについて話をしていくうち、扉の向こう側がどんどん熱くなっていきました。

その熱は、インナーチャイルドの怒りだと捉えた私は、その怒りの炎を受け止めることにしました。その炎の勢いで、体は熱くなり、それを感じると、少し恐怖を覚えるくらいでしたが、でもその怒りも、自分自身なのだから。と、その怒りが収まるまで、ただじっと向き合いました。

どれくらい経った頃なのでしょうか?インナーチャイルドの怒りが、和らいできたころに、瞑想を終了することを伝え、現実へと戻ってきました。しばらくの間、ただ胡坐をかいて座っていただけなのに、怒りの炎に身を任せていた私の体は、実際に汗ばんでいたのでした。

ただ。ずっと私の中にあった家族へのわだかまりは、この頃から少しずつ解け始めていったのです。



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