#7_不格好経営~チームDeNAの挑戦~
「起業家ってカッコええよな!輝くビジョンを持って、スタートアップで億万長者!」
「え?それ、どこのドラマの話ですか?」
現実のスタートアップ経営って、もっとドタバタ劇なんですわ。
南場智子さんの『不格好経営』を読んだら、そんな夢物語ちゃうってすぐ分かるで。
南場智子さん、DeNAの創業者やけど、華々しいスタートアップやったわけちゃうねん。
むしろ、最初の頃は失敗ばっかりで、これが経営者のリアルか、って笑いながら読めるわ。
でもな、笑いだけやない。
今のスタートアップブームにぴったりの学びがぎっしり詰まってるねん。
成功への道のりがキレイやったら、それはもう嘘やで、って南場さんはっきり教えてくれる。
今のビジネスの世界、コロナ後の混乱とか、AI業界の急変とか、何が起こるか分からん中でやっていかなあかんやん?
そんな不透明な時代に、「不格好でもいいから前に進め」ってメッセージが刺さるんや!
さあ、起業のリアルとおもろい失敗話、どっちも欲張りたい人は、この『不格好経営』をぜひ手に取ってみてや!
「スタートアップ創出元年」から2年
岸田さんが2022年に「スタートアップ創出元年」を宣言してから早2年。
政府もスタートアップ支援に本腰を入れてるし、ワイの周りでも、みんなが口をそろえて「起業や!」と言い出してる今日この頃。
若者たちも「俺も次のDeNA作るで!」と意気込んでる気配がする。
でも、ちょっと待ってな。
起業ってそんなにカッコいいもんばっかりちゃうねん。
起業のリアルは、華々しいニュースとは裏腹に、泥臭いもんや。
スタートアップの現実、知ってる?
社名考えるときも、商品アイデア練るときも、「これでええんか?」と不安に押しつぶされる。
おまけに、銀行から金借りに行っても「審査落ちました」で終了。
これ、ほんまに起業してええんかいな?って気分になるわな。
でも、それでもやる価値があるんやで!
南場智子さんがそれを見事に証明してくれた。
起業の素晴らしさ~DeNAの事例~
さあ、ここでDeNAの話や。
南場さんは「私でもできるんやったら、あんたらもできるやろ!」というメッセージを『不格好経営』でぶっちゃけてくれた。
彼女、元々マッキンゼーの敏腕コンサルタントやったんやけど、クライアントにネットオークションを立ち上げるべきと提案したところ、
「そんなに熱っぽく語るなら、自分でやったらどうだ」
って言われた一言で、
「なら、起業したろ!」
って思い立ってDeNAを立ち上げる。
で、最初にやったんは「ビッダーズ」っていうネットオークション。
ヤフーに先行され、DeNAは後発の参入やったんやけど、斬新で積極的なマーケティング施策を矢継ぎ早に実施。
だけども、業界の雄である「ヤフオク」を超えることは出来なかってん。
で、次に取り組んだのが携帯向けオークションサイトの「モバオク」。
当時は携帯でオークションとか、誰が使うねんって感じやったらしいんやけど、南場さんは違った。
「おもろいやん!やってみたらええやん!」と持ち前の前向きさで突き進む。
その結果、DeNAは大成功。
ゲーム事業やら、eコマース、そしてプロ野球チームのベイスターズまで手を広げることになったんやで。
つまり、何が言いたいかというと、起業は「やってみな分からん」ということや。
最初からカッコええ道が用意されてるわけちゃう。
DeNAだって最初は「なんやこの会社?」と言われとったんや。
でも、それが今や日本を代表する企業になっとる。
夢を持ってやりたいことをやる、それこそが起業の醍醐味や。
南場さんの苦悩~金策、軌道修正、意思決定、家庭とのバランス~
「でも、南場さん、最初からうまくいってたんちゃうの?」って思うかもしれんけど、ちゃうねん。
むしろ、失敗だらけやった。
『不格好経営』では、南場さんがどんだけ悩んで苦労してきたかが赤裸々に語られとる。
金策に四苦八苦して、出資者探しに奔走した日々。
何度もビジネスモデルを見直し、チームと議論を重ねて、最適な方向を模索した。
その過程はまさに試行錯誤の連続や。
しかも、家庭とのバランスも難しかったんや。
起業家として忙しい日々を送ってた最中、旦那さんが癌で入院。。。
そんなん、普通やったら精神的にボロボロやで!
でも、彼女は違った。
自分にとって大事なものは何かを見極め、限りある時間を割くべき対象を家族と決め、DeNAの社長退任を決意。
南場さんには道半ばとの想いはあったと思うねんけど、困難に直面しても前向きに乗り越えていく気概と、この柔軟さ。
これこそ起業家に必要なスキルやなって改めて感じる。
起業が変える未来
起業という響きはカッコいいけど、この本読んで分かる通り、実際は苦労や困難の連続。。。
じゃあ、なんでそんな想いまでして起業するんか?
それは、起業が未来を変える力を持ってるからや。
DeNAが成し遂げたことを見てみい。
ゲーム業界、モバイルサービス、プロスポーツ、どの分野でも大きな変革を起こしてきた。
それは、南場さんが「自分らしい不格好な経営」を信じて進んできた結果や。
今の日本には、もっとDeNAのような企業が必要や。
スタートアップに挑戦する人たちが、もっともっと増えてくれたら、日本の未来は明るいで。
もちろん、起業は簡単やないし、失敗することもある。
でも、その失敗こそが次の成功へのステップになるんや。
起業を通じて、自分の夢を叶え、日本の未来を変える。
そんな素晴らしい挑戦、やってみる価値はあるで!
南場さんの『不格好経営』を読んで、勇気をもらって、新しい一歩を踏み出してみようや!