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自分にピッタリなものの見つけ方

わたしたちは、自分にピッタリなものの存在を信じてやまない。
服やヘアスタイルから職業、人生すべてにおいて。

そしてそれは誰かにお願いしたら簡単に手に入るものだと勘違いしている。「はいどうぞ!」といって、わたしにぴったりの服を探してくれる。コンプレックスをすべて隠して、わたしをかわいく見せる髪型にしてくれる。やりがいもあって充実した日々を送れるような仕事を見つけてくれる。

文字にするとそんなアホなと言いたくなるのだが、そんな幻のような魔法のカギが、世界のどこかには絶対あるはずだと心の底であきらめきれないのである。

もちろん、その人にとって似合う服や髪型は存在するだろうし、今の職業が天職だという人も知っている。だけど、それがすぐ手に入るかどうかはまた別問題なのである。

ほとんどの人は、わたしになんか興味がない。

99%の人は、わたしがどんな服を着ていようが、どんな髪型をしていようが、どんな仕事についていようがまったく気にしない。仮にあれ?と思われることがあっても、5秒後には今日の昼食何しようかなとか、別のことを考えているはずである。

現状に満足していない本人はどうにかしたいと悩む。でも他の人にとっては、至極どうでもいい。そこそこの服を着て、フツーの髪型をして、何かしらの仕事についていればOK。

だからだれかに相談しても「大丈夫だよ、どっちもかわいいよ」とか「何が不満なの?」などと言われてしまう。そうじゃなくて!と言いたくなるが、それは相手が悪いのではなく、相談する人を間違っているだけなのである。

ではだれに相談するのか?まず挙げられるのは服なら服屋さん、髪型なら美容師さん、職業についてはキャリアコンサルタントと呼ばれる人たち、いわばその道のプロフェッショナルである。

プロはプロでも私のプロを探せ

プロならだれでもいいのかというとそうでもない。彼らは「その道」のプロであって、「わたし」のプロではない。わたしの好みや考え方を知ったうえで「じゃあこんなのがいいかも」と提案してくれる人がベストである。

店員さんを味方につけ、「わたしのプロ」になってもらう。やっと最近その境地に達してきた。美容院も化粧品も、同じところでずーっと買っている。だから美容師さんも美容部員さんも私の好きな感じ(派手すぎるのは苦手とか、キレイよりかわいいのが好きとか)やコテで巻くのさえ面倒くさがる性格などを熟知している。恥ずかしい…。笑

でもその分毎回納得のいく髪型にしてくれるし、一発で気に入る色を紹介してくれる。毎回美容院行くのも、化粧品買うのもすごく楽しい。いつもありがとうございます。

仕事についてはいま探しています(仕事自体も、「仕事におけるわたしののプロ」も)。うまくいけばいいけど。。。

「わたし」が定まれば、合うものは後からついてくる

そうなれたのも、自分と向き合う時間がめちゃくちゃ増えたからだと思う。あと、バイトを始めてこれまで出会わなかったような人と話す機会も増えた。

もっと自分を大事にしよう(かわいくなろうとかそういうのも含め)と思ったし、わたしは仕事も人生の一部(だから仕事も楽しくあってほしい)派だな、とか何となくだけどわかるようになった。今までの自分の経験がこの考えを作ってるんだとも思った。

好みや性格、生き方の蓄積が「わたし」

いまやっと長い年月をかけて「わたし」が形成されていくんだと理解できたところ。これからは、それを意識しながら生きていく。そうすれば「理想のわたし」に近づけるかもしれない。

悩んだりもするけど明るく楽しいと思える人生。
持ち物にしろ、考え方にしろ、何をしても「わたしらしいな」と思える人生を歩みたい。

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