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「無理」か「甘え」か

職場の同期が、4月末に育休から職場復帰を果たしたのだが、色々と思うところがあるらしくとっても長い相談メールが来た。

その子は仕切りに、無理をしたくない、無理して働きたくないと言う。やはり時短勤務では業務が回らないので、延長保育を活用したり、お昼がまともに食べられなかったりするらしい。

正直、最初聞いた時は、そりゃ多少は仕方ないでしょ、と思ってしまった。
でも、果たして本当にそうなのかな。

時短取れないなんてあるある、お昼時間は勤務時間だと思ってる、延長保育ありきでしょ、なんて復帰してもいない私が最初から諦めているのは何故なんだろう。

お昼の時間を削ってまで、
周りの顔色を伺ってまで、
延長保育を使ってまで、
ベビーシッターを使ってまで、
仕事を持ち帰ってまで、
寝不足になってまで、
仕事をしたくない。
これはどこまでが「甘え」で、どこからが「無理」なのだろうか。

その子は後輩のためにも無理なく働けるように戦うと言ったけど、その子のいう「無理なく」を「甘え」と思う人はどれくらいいるだろう。真っ向から向かっていけば、敵を増やし疲れ果てることになるんじゃないかと心配になった。
諦める方が楽なことはある。

制度として時短勤務を選び、その分給料も減らされている。
それでも、その名の通りに勤務すると非難される気がしてしまう。

その子の望むものは正しいと思う。
いつかその子の望む働き方が当たり前になればいいと思うし、そうなるのだろうと思う。
でも今はまだ諦めて、少し無理した方が楽なことが多いよね。

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