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流行語・今年の漢字


流行語

No.01 I'm wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)

 とにかく明るい安村が、イギリスのオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に挑戦した際に誕生したフレーズ。

No.02 憧れるのをやめましょう

 WBC決勝のアメリカ戦の試合前、侍ジャパンの大谷翔平がチームメイトに語りかけた言葉。

No.03 新しい学校のリーダーズ/首振りダンス

 4人組ダンスボーカルグループであり、15年にMIZYU、SUZUKA、RIN、KANONの4人で結成。『個性や自由ではみ出していくー。』がモットーであり、いろいろはみ出している。
 配信シングル「オトナブルー」は2020年のリリースながら、サビの「首振りダンス」が今年TikTokを中心に人気を集めた。

No.04 新しい戦前

 タモリの「新しい戦前」という発言を機に、近年指摘される「今と第二次世界大戦前の日本はそっくり」、「今と戦前の空気は似ている」といった声が盛り上がるようになった。

No.05 アレ(A.R.E.)

 プロ野球阪神タイガースの今年のスローガン。 優勝を意味する言葉だが、選手が意識しないように岡田彰布監督が「アレ」と表現したもので、阪神タイガースは見事38年ぶり2度目の日本一となり、大きな話題となった。

No.06 頂き女子

 「男性からお金を頂く女子」という意味で、渡辺容疑者の作った造語。「頂き」とは風俗店に在籍する女の子が、お店を通さずにお客さんからお金を受け取る行為である「裏引き」を言い換えたもの。

No.07 X(エックス)

 「Twitter」の運営会社Xは、ブランド名とロゴデザインを「X」に変更した。新たなロゴは黒の背景に白いXの文字を浮かび上がらせたデザインで、従来のツイッターで親しまれてきた青い鳥は廃止になった。

No.08 エッフェル姉さん

 「エッフェル姉さん」と呼ばれる自民党の松川るい参院議員は7月の自民党女性局長として参加した女性局のフランス研修中、エッフェル塔の前でポーズを取った写真をSNSに投稿し「観光旅行のようだ」と、SNS上で大炎上した。

No.09 NGリスト/ジャニーズ問題

 旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による長年にわたる性加害問題。会見の際に、指名しない記者をまとめたリスト「NGリスト」の存在が発覚しさらなる騒動になった。

No.10 オーバーツーリズム

 日本語で「観光公害」と言われ、特定の観光地において訪問客が増加することによって、地元住民の生活や自然環境、そして観光客自身にも悪影響を及ぼす状況になった。

No.11 推しの子/アイドル

 主人公の青年が死後に前世の記憶を持ったまま、推していたアイドルの子供に生まれ変わる「転生もの」。
 オープニング主題歌はYOASOBIの「アイドル」であり、ビルボードジャパンの音楽チャートで21週連続の1位を獲得し、同チャートの記録を更新した。さらに、6月には米ビルボードでも米国を除くグローバルチャートで日本語の曲では初の1位を獲得するという快挙を達成した。また、YouTubeの公式ミュージックビデオは3.7億回再生という驚異の再生回数を稼いでいる。

No.12 OSO18/アーバンベア

 北海道標茶町で1頭のヒグマが相次いで牛を襲った。2019年7月、始めにオソツベツ地区で被害があり、前足の幅が18センチだったことから「OSO18」と呼ばれる。今年8月に入りハンターに駆除されたが、約4年間で計66頭の牛が被害に遭い、クマとは縁のない地域にも恐怖が知れ渡った。

No.13 蛙化現象

 好きだった相手に好意を持たれた途端、嫌悪感を抱いてしまう現象。

No.14 5類

 5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザなど同じ「5類」に引き下げられた。

No.15 10円パン

 韓国で大人気の「10ウォンパン」に便乗して、日本では「10円パン」が流行した。価格は10円ではなく、500円ほどする。中身のチーズがとろーりと伸びて映える。

No.16 スエコザサ

 植物学者の牧野富太郎が1927年に仙台市で発見した新種で、亡き妻・寿衛への感謝の気持ちを込めて名付けた。

No.17 性加害

 報道で同意のない犯罪的な性的な行為であっても逮捕や起訴されてない場合に使う。映画界で監督のハラスメント告発が相次いだ2022年頃から使われるようになり、ジャニーズ事務所問題で頻出した。

No.18 生成AI

 人工知能の一種で、自動的に文章や画像、音声などを生成する技術。大量のデータを学習し、そのデータに基づいて新しいデータを生成する。

No.19 地球沸騰化

 北米やアジア、欧州の広範囲を熱波が覆った7月に、国連のアントニオ・グテレス事務総長は記者会見で、「温暖化の時代が終わり、地球沸騰化の時代が到来」と警告した。

No.20 チャットGPT

 Open AI社が2022年11月に公開した生成AI。対話型の文章生成AIサービス技術への注目度がにわかに高まった。

No.21 電動キックボード

 道路交通法改正で7月から16歳以上であれば運転免許なしで乗れるようになった。ヘルメット着用は努力義務。最高速度を6キロに制限できる車体は、緑ランプを点滅させたうえで、自転車通行可の歩道も走行できる。

No.22 2024年問題/ライドシェア

 トラック運転手の時間外労働規制強化で、人手不足が深刻になる問題。信書の扱いをめぐって長らく対立してきた日本郵政とヤマト運輸が提携に乗り出す歴史的決断までに発展した。

No.23 ひき肉です/ちょんまげ小僧

 現役中学生6人のYouTuberグループ「ちょんまげ小僧」の「ひき肉」の自己紹介ポーズがTikTokで流行した。

No.24 藤井八冠

 6月に、史上最年少の20歳10カ月で名人となると同時に、羽生善治棋士以来、史上2人目の「七冠」を達成。その後、10月には王座のタイトルも獲得。前人未踏の八冠を達成した。

No.25 ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー

 侍ジャパンに電撃抜擢された大リーグ・カージナルスのヌートバー選手。出塁時に「身を粉にしてチームに尽くす」の意味をこめたコショウをひくパフォーマンスで人気者になった。

No.26 別班/VIVANT(ヴィヴァン)

 自衛隊の秘密諜報部隊「別班」を描いたTBSドラマ「VIVANT」。モンゴルでの2カ月にわたるロケや主役級俳優を投入して話題を呼び大ヒットした。

No.27 観る将

 ネットやテレビなどで将棋の対局を観戦して楽しむ人が増えた。

No.28 闇バイト

 SNSなどで高額・短期アルバイトの名目で募集され、強盗や詐欺など犯罪の実行役を一部分だけ代行する「闇バイト」が横行した。

No.29 4年ぶり/声出し応援

 各地の祭りや花火大会など「4年ぶり」に開催され、ようやく日常が戻ってきた。熱烈すぎるファンの「声出し応援」も復活した。

No.30 Y2K

 Year2000の略。2000年代の服装が再流行し、「Y2Kファッション」と呼ばれる。

今年の漢字

理由(日本漢字能力検定協会の資料より)

  • 一年を通して増「税」議論が活発に行われたから。

  • 所得「税」・住民「税」の『4万円の定額減「税」』が話題になったから。

  • インボイス制度やふるさと納「税」など、多岐に渡る「税」にまつわる話題が取り沙汰されたから。