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やさしい色で / 音楽帳工房さん、ふみ

「やさしい色で」というタイトルで詩を書いています。

数年前に書いた詩で、当時は雑紙の切れ端にメモしてありました。
頭に浮かんだものをそのまま書き留めたのが、いくつかありまして、それらを並べたりして仕上げていたんです。

スピリチュアルな体験の多かったころで、この頃に詩を沢山書いています。
それらはkindle本にしました。

この「やさしい色で」という詩は、漠然としたイメージものではなくて、実体験的な感情や、目の前に実在する生き物などを書いたものです。

綺麗な物を見て 綺麗 と思う。
可愛いものを見て 可愛い と思う。

じーーーーーと見つめていると、その生きた物の中に、歴史が見えてくる。
生まれて育って、そこに居る。いろんな体験を経て存在している。今。
すると、「命」というものを、じーーーーーっと感じてくる。

花でも、人でも、猫でも、それぞれに歴史がある。
何物にも代えがたい、その、たった一つの歴史。
今、実在している、命。生まれて、与えられて、与えて、そこに存在している。

それを「優しい」と思う。「優しい色だ」と思える。
その気持ちを、これから、どう変化していっても、無くさないようにしたい、と思ったのです。
それで、メモに残した。そして「詩」にした。
そして音楽帳工房さんの手によって「曲」になり、私が歌って「歌」になった。

実は、詩を書いた時の心境を、これ以上は思い出せないのです。時間がたつと、そんなものですよね。でも、多分、無くしていないものも、あるのだと思う。

ともすれば、クールで、行き過ぎてドライになりがちな、繰り返しの生活の中で、後悔するようなことの無いように。。
人は、文字で、書き残しておくのだと思う。

音楽家は、こうして、「曲」や「歌」に残す光栄を得ている。有難いことです。



前は、動画を凝って作ったりもしていたんですけど、ゆったりと聴いたり、BGMにしたりには、シンプルな方が良いかなとも思えます。


揺れる君・・・・・なんとなく、揺りかごの中の赤ちゃん。すやすや眠っている。
どんな大人も、赤ちゃんだった。可愛く幸せな時間があった。
赤ちゃんは、何かの記憶を思い出して泣く、って、いつか本で読んだことがあります。大人になっていくにつれて、忘れてしまうのだそうです。
それは、自然なことなのでしょう。


でも、たまに、ふかふかのお布団の中で、何かを思い出してちょっと、幸せな気持ちになったりすることもあります。


音楽帳工房さんのインストです。フルートが綺麗です。(古い音楽帳というのは、もうひとつのハンネです。)
どことなく抒情的で、それでいて、前衛や現代音楽的、童謡的な要素もあって、琴線に響きます。



私の詩は、こちらに収録しています。会員さんは無料で読めます。


日々がやさしい色に見えてくるとき、きっと、自分自身が人や世界に対して、とても素直な状態にあるのかもしれないです。
生きていくのも、なかなか大変なこともありますけど、すっと抜けられる時もあります。
何かしっかりした芯を失わないようにしたいものです。

といいつつ、かなりふにゃふにゃしたような人なのですけれども。
風に吹かれる葦の様に、腕押しの暖簾のように、ふにゃらかしていくのもまた、良し♪

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