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追憶と靴底

 

大切なことなのに忘れてしまうのは、僕自身の魂に、日常に溶け込みきったから、だとしたら、辛いことほど忘れられないのはどうしてだろう、新しいものを手に取る度に不要なものを棄ててるはずの僕らは、擦り減った靴底の居場所さえ知らないまま、今日も明日もアスファルトを蹴って刻む、後悔の軌跡を。

 

5:21am

 

「最期」を越えたら、
探しに行こうか。



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