由眞 2020年11月4日 10:38 物見櫓の麓、川沿いにこじんまりとしたログハウスを建てた。短時間で酷使してしまったドローンを労りながら、固形の携帯食糧を齧る。天窓から見える空は薄暗い。明けきらない夜明けが暫く続いたかと思えば、また日が傾いてきた。即席のポタージュを胃に落として熱を抱える。今夜もまた、冷えそうだな。 #140字小説 #ss #広がれ文縁の輪 #雨だけの街 #冬靄の街 10 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート