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説得の時間は終わった:プーチンと習近平はG20サミットに行かない

31.08.2023 13:39 
Putin and Xi refused to attend the G20 summit in person. What does that mean? (pravda.ru)

「米国の国内政治状況の変化を待つ」

プーチンに 続き 、習近平もインドでのG20サミットを拒否した。
これは、モスクワと北京が
西側諸国との関係戦略を変更したことを意味する。

プーチン大統領に続き、
習近平もG20サミット訪問をキャンセル
中国とインドの情報筋の話を引用したロイター通信によると、
中国の李克強首相は、
9月9日から10日にかけて開催されるG20サミットに、
習近平国家主席の代わりにニューデリーに赴く可能性が高いという。

ウラジーミル・プーチンは
先にサミットへの直接出席を辞退した。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、
ロシア大統領の参加形式はまだ明らかにされていないと述べた。

ジョセフ・バイデン米大統領が首脳会談に出席することが決定し、
バイデンは2022年11月にバリで開催された前回の首脳会談で
習近平と会談していることから、
ニューデリーでは「相違点」を解消するための新たな会談に
大きな期待が寄せられていると、欧米の各誌は伝えている。

ブルームバーグが書いているように、
プーチンは10月に習近平の「一帯一路」国際フォーラムで
中国を訪問することに合意した。

プーチンと習近平は西側諸国と話すことはない
このようなニュースは何を物語っているのだろうか?

BRICSの友好国とはすべて交渉済みである。
一方、非友好国とは、
モスクワと北京にとって極めて重要な問題に関して
不適切な立場にあるため、今日話し合うことは何もない。
ロシア連邦にとっては、
キエフの政権をロシア連邦に忠実な政権に交代させ、
ロシア憲法で承認された領土変更を採用することである。
中国にとっては、西側諸国が台湾の分離主義者を主に武器で
支援することを拒否することである。

ロシアと中国は、
新しい指導者がロシアと中国の交渉条件を受け入れる必然性、
さらには望ましいとさえ思えるように成熟するまで、
米国の国内政治状況の変化を待つだろう。

ロシア連邦の側からすれば、
これはウクライナのすべての「平和維持者」に対するヒントであり、
キエフやリヴィウがその気になれば、
ロシア自身が平和を確立するということだ。
そして、「平和をつくる人たち」が今できること、
それは、ロシア連邦の穀倉地帯となり、
ロシアの穀物を加工して輸出することで収入を得たり、
制裁に加わらない見返りにロシアのエネルギー資源を
安く買ったりする権利を得るために戦ってください、
ということだ。
ロシアと中国は、西側諸国に依存することなく、
オルタナティブな世界を構築する。

第四に、

ロシアと中国の戦略的同盟関係の強化である。
北京がロシア連邦の孤立を強めるような動きは見られない。
中国は、
NATOがウクライナでロシアを挑発し、
ロシアの正当な安全保障上の利益を考慮しなかったという立場を
堅持している。
一方、北京は、
中国が代替世界のリーダーになれるのはロシアとともにだけであり、
西側諸国がプーチンのロシアを潰せば、
次は習近平の中国になると認識している。

以下はその傾向を示すデータである。
中国の対ロシア輸出は2023年上半期に67.2%増加した。
中国はロシアへの主要な自動車輸出国になった。
2023年1月~7月に中国からロシアに納入された乗用車は
40万5,000台を超え、2022年同時期の5.7倍となった。
過去1年半の間に、両国は軍事協力を強化した。
8月上旬には、アラスカ沿岸付近でロシアと中国の海軍艦船による
共同パトロールが行われ、米国にヒステリーを引き起こした。
重要な進展はBRICSの拡大であり、
代替的なG7同盟に参加する列は約40カ国で構成されている。

第5に、

これはすべての人へのシグナルだ。
ロシアと中国は西側諸国とのこの戦いに勝利し、
将来の世界秩序においてより大きな影響力を持つことができる。
勝利の必然性は、西側諸国経済の80%がバーチャル経済
(企業の証券取引所相場)であり、
サービス業であるという事実によって決定される。
ウクライナに見られるように、
西側諸国は軍事的必要性のために工業生産を
迅速に確立することができない。
なぜなら、能力がなく、資源は物質的にも管理上も限られており、
第三次世界大戦を引き起こしたくないからである。

午前8:15 · 2023年9月1日


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