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得意は【当たり前】から見つける

仕事を探すとき、人に何かを教えるとき、それは大体自分が他人より得意なことを中心に考えるだろう。
自分に出来る仕事は何か?自分が人より得意なものは何か?
それを他人に教えることが出来るくらいそれを理解しているか?
そういったものがとても重要になってくる。

しかし、大半の人が自分の得意をうまく見つけることが出来ない。
それはなぜか?
理由は

【それが出来ることは                     自分にとって当たり前だから】


である。
大半の物事に関して人は自分中心で物事を考える。
自分が出来ることは他人も出来て当たり前だし、自分が出来ないことは他人もなかなか出来ないと思っている。
もちろん大人になるにつれてそれが事実ではないことは理解していく。
しかし、それでも自分自身が出来ることが特別な力であるということは周りから高く評価されたり、自分から見て明らかに違うとわかる何かがないと自分が特別な人間であることは自覚しにくい。

子どもが虐待されても周りに相談をしないのは、その子にとって虐待とは幼少期の頃からあり暴力や喧嘩程度ならあって【当たり前のもの】となってしまっているからだ。
得意に関しても同じようなことが言える。
小さい頃から運動神経が良かったり、勉強が出来ていたりするとその状態というのは自分にとっては当たり前で学校などに入って比較する相手が現れてはじめて【自分は他人より○○がうまいんだ】と自覚するようになる。
しかし、学校で比較されることはあくまで学習能力や運動能力といったかなり大枠で見た一部の能力のみ。
細かく分けて様々な分野を比較されるわけではないから、専門性が高くなればなるほど人と比較する機会が失われ自分の力を知る機会が無くなることになる。

一方、人間は自分が平均以下であることを嫌う生き物なので専門性が高くても苦手なものは自分で気づきやすいということもある。

得意を知るとそれが行動を起こす大きな力となることもある。
得意が絡むと苦手を克服しようとする者もいるし、それをきっかけに様々な学びを始める人もいる。
もちろんその得意が将来必ず役に立つという保証はないがそれでも自分自身で【これだけはそこら辺の人には負けない!!】と思えるようなものがあるのとないのでは様々な場面で大きな差が出る。
自分はどんなものが得意なのかこれを機に探求してみるのもどうだろうか?
今後の仕事やプライベートで役に立つ自分の『得意』が見つかるかもしれない。



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