ピールピルピール

そして、こういう感情論だけではないデータが出て、行動が取られると嬉しい。

私は2年ほどピルを服用しているが、かなり助けられている。
この日本の環境だとピルの服用始めるのは少しハードルが高いかもしれないけれど、私が使用を始めたのは、
・PMSが酷く、なんとかしたいと思っていた
・身近にに子宮系の疾患が重くて大変な人が多く、産婦人科に行く重要性は理解していたし、産婦人科に行くハードルも低かったこと。
・自身がヨーロッパ留学を経験したこと・海外経験が多い友人が周りに多く(フランスやイギリスなど、ピルの服用率がかなり高く、値段は安い)、身近であったこと。

PMSは千差万別だと思うけれど、私の場合は死ぬほど眠い、左顔面が敏感になってしまう。(風が吹くとそれもヒリヒリする、舌も歯も痛い、目もしみる的な謎)、あとはイライラは当社比尋常じゃない。体に髪の毛がふわっと付くだけで発狂しそうになるレベル。

特に私の身近の話だと、叔母さん。叔母さんは子宮疾患(子宮筋腫と内膜炎)で人生が変わっている人で、45歳の時に子宮を全摘するまで、その病気が中心になってしまっていた。叔母夫婦からは、幼い頃から口を酸っぱくして、子宮のこと生理のこと、産婦人科に定期的に行くように、と言われていた。あとは、遠い知り合いの女の子が20歳の誕生日に、内膜症だったか、子宮の炎症が脳にまでいってしまって、そのまま亡くなった。それもすごいショックだった。それもあって、私は比較的早い段階から産婦人科に行っていた。生理痛は全くないし、軽いので、あまり気にしていなかったけれど、PMSが緩和されるのは本当に楽だ。

学生時代、生理中には寝込んでしまうくらい重い子もいた。だから周りの友達に勧めることもある。本人は割と解決に前向きなことも多いけれど、引っかかっているのは、イメージのせいから。避妊用、というイメージがまだ強いのか、親がまあよく訳の分からない理由で反対しているケースを何回かみた。

確かに、私は夜にピルを飲むのでたまに飲み会の最中に飲んで、そのままピルの話題になる。ピルを飲んでるというと、じゃあ生でやってもいいね、とか中で出しても平気なんでしょ、と行ったこと言われたこともあるし。ピルを服用している=性に堕落している、奔放、みたいなイメージ持っている親世代も多いのでは。そして、母親となんでも話す仲の子で、ママが、、、と躊躇していることが多い気がする。

ルナルナのようなユーザーが多い企業が率先して、ピル服用のハードルを下げてくれれば、相まってピルへの認識も変わっていくんじゃないのかな。

まあ使用するしないは、個人の判断に任せるしかないわけだけれども、やっぱり産婦人科には行ってほしい。気軽に行っていいと思う。ハードルが高ければ、少し値段は上がるけれどオンライン診断処方もあるから。

最近は、生理や性などの活動家が多くなってきて、それ自体はとても望ましいことだと思うけれど、たまにちょっと的外れなものもでてきて少しこっぱずかしくなるときもある。

このニュースは、まともでなんか嬉しかったな。って話。



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