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影響を受けたアルバムの話
これまでの人生で色々な音楽を聴いてきましたがその中で自分の人生に影響を与えたと思う音楽(アルバム)を紹介したいと思います。
Joshua Redman - Freedom In the Groove
「音楽とわたし」という記事でも書きましたが高校2年生の時にJAZZに興味を持ってはじめて買ったアルバムのうちの1枚です。それ以前はほとんど流行りの音楽は聴いていなくて吹奏楽部だったので吹奏楽関係・クラシック関係の音楽を聴くか、ゲームも好きだったのでゲーム音楽を聴くかという具合でした。
なぜJAZZに興味を持ったかというと吹奏楽部でJAZZっぽい音楽を演奏することになり、本物のJAZZはどんなものだろうかと思ったのがはじまりで、まずCDを3枚買ったわけです。その中の1枚がこれでした。
衝撃を受けました。
確かライナーノーツだったか雑誌「JAZZ LIFE」だったかその辺りに、Brian Bladeのドラムは新世代の4ビートだというようなことが書いてあって、よくわからないけどそうなのかと納得したり、そういった文章の解説とあわせて聴くことで理解を少しずつ深めていったように記憶しています。
Joshua Redmanのサックスも一曲目Hide and Seek冒頭のスラップタンギングを多用したソロ!当時はスラップタンギングという存在を知らなかったのでどうやってこんな音を出しているのか想像も出来ずただただすごいと思っていました。その後もJoshua Redmanのアルバムはけっこう買っていたと思います。
Herbie Hancock - The New Standard
これも最初に買ったアルバムです。買った時は2枚組で2枚目には日本でのライブ演奏が収録されていました。
New Standardということで新しいPOPSやROCKなどの音楽をJAZZのフォーマットで演奏するというアルバムでしたが、普通のJAZZStandardもこのアルバムに収められたPOPSの類もほとんど知らなかったのでそういった制作の意図はほぼ理解できていませんでした。唯一「スカボローフェア」だけは知っていたのでそれとの比較でJAZZの構造みたいなものを理解していったように思います。
ただ、それ以上に演奏が素晴らしかった。
特に2枚目のライブ音源の素晴らしさ、本当に全員が素晴らしい演奏をしていて特にHerbie Hancockのピアノソロに心を奪われました。これもライナーノーツか雑誌に書いてあった「理知的にクールでファンキー」という言葉がぴったりで、聴いていると叫び声をあげたくなるような衝動に駆られる演奏です。すっかり魅了されてHerbieのアルバムは手に入るものは全部買ったと思います。そのくらいハマっていました。いまでも自分の中ではNo. 1ピアニストです。
これらを買った当時は学生でお金もなかったしサブスクも当然なかったので1枚のアルバムを繰り返し何度も聴いていました。このアルバム達もかなり聴き込んでいます。
脱線しますが最近はサブスクで色々な曲が聴けるので広く浅くという聴き方になってしまっているのはちょっと寂しいなと思います。ライナーノーツもないので解説によってそのサウンドの意味を知ったり新しい見方を発見したりということが難しくなっているように思います。
ということでサブスクでもライナーノーツがほしいという話でした。
ありがとうございました。
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