見出し画像

障害者プログラマと共にバーチャル展示会用コンテンツを制作しました

こんにちは、IT・ゲーム開発のフリースタイル 広報の川崎です。

フリースタイルはGather Town(ギャザータウン)日本公式パートナー/株式会社ローカルスクエアおよび障害者就労支援事業を行う株式会社フローラと協業し、2Dメタバースオフィス「Gather Town(ギャザー タウン)」上で開催するオンライン展示会用コンテンツを制作しました。
詳細はこちらからプレスリリースをご覧ください。


そもそもの始まりは、2017年に遡ります。
ご縁があって弊社の青野社長が障害者就労支援施設の方と知り合ったことがきっかけで、自社社員向けに模索してきたプログラマ育成のノウハウを活用すればハンディキャップを持つ人の自立を後押しする一助になるのではないかという構想が生まれました。
そこでいくつかの施設に声をかけ、「障がい者プログラマー育成会」が発足しました。

開発業務は、軽作業に比べて高単価が見込めること
場所に縛られにくいこと
話すことが苦手でも仕事しやすいこと
プログラミング業務は障害を持っていても働ける条件を満たしたうえで、より高い収入を得られる選択肢になりうる。

また、IT人材不足は今なお加速している社会課題。

このビジネスモデルが実現すれば、様々な方面の課題を一度に解決できるのではないか?

このような仮定の元、試行錯誤が始まりました。

理想と現実にはギャップがありましたが、実業務に携われる技術力および体制を5年がかりで構築し、昨年6月、株式会社フローラ様とフリースタイルとの間で業務委託契約を結びました。

この体制を築けるようになるまでに課題となったことは2点。
ひとつは、一定レベルの技術力を持った開発チームを作ること。
こちらはカリキュラムやサポート体制を試行錯誤していく中で着実に技術力を伸ばしていくことができました。

もう一つは、開発業務以外の部分のフォローができる体制をフリースタイル側に持っておくことです。
施設利用者の方々が担当できない部分をカバーする必要があります。
具体的には、要件定義をしたり、緊急の不具合に対応したり、品質を担保したりといったところです。
短時間しか働けない、対人コミュニケーションがむずかしいといったハンディキャップをフリースタイル側で補えるようになったことで、開発業務を請け負える体制ができました。

その後、2Dメタバースオフィス「Gather Town(ギャザー タウン)」を利用してバーチャル共同オフィスを作成したことにより、両社間のやり取りがよりスムーズに。開発スピードもアップ。

そして業務委託契約締結から約1年…
ついに実際に使用されるコンテンツ開発事例を作ることができました。

まだまだ1事例ができたにすぎませんが、これからもっとたくさん実績を積んでいくことにより、新しいビジネスモデルとして確立すれば、多くの人にとってより暮らしやすい社会づくりの一助になるのではと考えています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?