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国産ドローン

AGL社 国産ドローンの発表

先日こんなニュースが出てきました。
フライトコントローラーはACSL製、他部材も国産製で国産であることをウリにしてます。さらには、Newspicksでもドローンプロピッカーの柴田氏も早く現場で使いたいと期待を寄せております。

柴田

国産ドローンが求められる背景の一つ

ドローンは、国の需要設備の点検や監視などで使われるため、いつどこで使ったかということも機密情報に該当していきます。
2月には海上保安庁が中国製機体の導入を控えることがニュースで話題になりました。

国会の答弁でも2020年4月にACSLの代表が中国製の懸念を述べる機会が設けられており国としても対策をしなければという意図が感じられます。

経産省が後押しする国産機施策

そんな中ひっそりと4月27日経産省の所管であるNEDOによる国産機プロジェクト「安全安心なドローン基盤技術開発」に係る実施体制が決定しました。

概要には以下のように書かれております。

委託事業として、政府調達向けを想定した高い飛行性能・操縦性、セキュリティを実現するドローンの標準機体設計・開発及びフライトコントローラー標準基盤設計・開発を実施します。-省-
また、助成事業として、研究・開発される標準仕様に合致する機体、並びに主要部品の量産・供給・保守の体制構築及び継続的な性能・機能をブラッシュアップする体制の構築を支援します。
委託先は株式会社自律制御システム研究所(ACSL)、ヤマハ発動機株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社ザクティ、株式会社先端力学シミュレーション研究所

政府調達を想定、開発だけでなく、量産まで見据えており国がバックアップしている国産機体施策といえます。

量産については、5月11日にプレスされたVAIO子会社VFRとACSLの共同開発のプレスリリースも関係してきそうです。

ところで「安全安心なドローン基盤技術開発」についてはACSLとザクティがプレスで発表している以外はDrone Tribune, インプレス, drone.jpなどは各社のリリース引用にとどまっているに過ぎません。
審査委員もあまりドローン業界で表に出てこない方々だからでしょうか。
個人的には情報が少ないからこそメディアに取材してほしいと思います・・・

今後国産ドローンがどのように市場で存在感を出してくるか注目です。

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