ポエ文(ぶみ)その7

およそ寝返りくらいの距離を走らせ生きてる喜びを見出した。キーを抜いてドアを閉めると、置き土産がまだ暑い。店内は現実を見ないようにとやたら明るいヴェールを敷いてくれている。棚を物色している間は誰もが未来を描いていた。剣も銃も置き、再び起きて生きるための算段を練る。その時確かに休戦協定は結ばれていた。今日のご飯、こんなところに平等は隠れてた。誰でもない自分の、誰よりも幸せになりたい時間に払うコスト。峻別、一瞥、葛藤。流動食には帰結しない矜持と欲求と感性がある。時が過ぎる。腹が減る。打って出る。100円といくつか払って缶チューハイだけ買って出る。寿司がいいや。野垂れた救いは今日も国道にチェーン展開している。

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