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歪んだ価値観
人生100年時代と言われる昨今、生きるためにも死ぬためにもお金が必要だということはお話しましたね(^_^)
お金を手にする方法は数多ありますが、一つ上げるとしたら「仕事をする」ということに尽きるでしょう。
人口が多いのはやはりサラリーマン(会社員)といわゆる職種でしょうか
かくいう私も、このサラリーマン家庭で育ち、サラリーマンの夫と家庭を築いてきました。
毎月決まったお給料が自動的に口座に振り込まれ(自動的・・という言い方には語弊がありますが(-_-;))確定申告など面倒な税金手続きは会社がやってくれ、会社によりますが福利厚生もそれなりに充実し・・・と言ってしまえば良いこと尽くしの職種のように感じますね(・・;)
私自身、そう思っていましたから、結婚も父と同じ、ある程度優良企業と呼ばれる会社に勤めているサラリーマンとしようと思っていましたし、それ以外を考えることもありませんでした。
(亭主元気で留守がいい・・・)
そしてその考え方、価値観が変わることは20年以上ありませんでした。
でも、その考えにわずかですが疑問を抱くようになったのは、教育費がきっかけでした。
我が家の家計は決してセレブなんて言いませんが、普通に考えても中の上くらいの位置づけだったかと思います。
夫は名の知れた企業に長年勤め、それなりの役職にもついていました。
子供も私立の学校に通わせることも、習い事もそれなりにさせてあげることもできました。
でも、・・・いつも「お金が足りない」と感じていたのです。
よくよく考えてみれば、決して貧乏ではないのです。
それなのにいつも感じていた経済不安。
贅沢だ、身の丈に合っていなかったんだ
と言ってしまえばそれまでです。確かにそうだったかもしれません。
でも、私は、
自分が与えられたものを子供にも与えてあげたかったし、
そうすることが当たり前で親というのはそういうもの
だと思って疑いもしなかったのです。
そして、この自身の価値観を、間違っていたと思っているわけでもないのです。
ただ、それに固執していたなと…
後に気づいたことですが、これが私の長年作り上げられた、凝り固まった歪んだ価値観だったのです。
今更親に文句を言うつもりも、親のせいにするつもりもありません。
だって、自分の価値観を変える手段も機会もいくらでもあって、あえて私は変えようという選択を取らなかったのだから
それに何より、私は親を尊敬していて、感謝しかないのです。
半世紀という時間を生きてきて、ここへ来るまでに様々な体験、経験をしてきました。
とはいっても見方によっては、大した体験も、壮絶な経験もしてきてはいないのかもしれません。
だからこそ、自分の価値観だけにとらわれている時間が長かったのだと、今はわかります。まあつまりは、幸せに生きてこられた、ということなのでしょう
若い頃は、自分の価値観がすべてで、同じような価値観を持っている人たちといることを選んで生きてきました。
違う価値観の人とは合わないと決めつけて、自分からは接触もなるべくしないように過ごしていたと思います。
今思うのは、『なんてもったいないことをしてきたのか!!』
💚次回、なんでそう思ったのかについて、書いてみようと思います。
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