青条

現在は紀行文、エッセイ、随筆、写生文などの散文を中心に創作活動を継続中。YouTubeにて旅行動画チャンネルを始めました。以前は詩歌の創作など。現在でも稀に、短歌などを創作します。過去に制作した紙の書籍は【青条美羽】名義で販売→ http://383.thebase.in

青条

現在は紀行文、エッセイ、随筆、写生文などの散文を中心に創作活動を継続中。YouTubeにて旅行動画チャンネルを始めました。以前は詩歌の創作など。現在でも稀に、短歌などを創作します。過去に制作した紙の書籍は【青条美羽】名義で販売→ http://383.thebase.in

マガジン

  • 知られざるクエストの旅路

    独自の目標を立てて実行した、旅の記録です。 このマガジンに掲載した紀行文を基に動画を作成し、 YouTubeにて公開しています。 https://www.youtube.com/@reiwaroad 「令和時代のロードムービー」

  • 完全乗車記事

    今までに書いた紀行文の中から、鉄道路線・バス路線を完全乗車した際の記事をまとめたものです。

  • 都道府県代表駅のスタンプ

    都道府県代表駅のスタンプを収集していきます。

  • 旅と麺

    旅行先で食べた麺類の記録です。 紀行文「知られざるクエストの旅路」 YouTubeチャンネル「令和時代のロードムービー」と 連動しています。 https://www.youtube.com/@reiwaroad

  • 珍味・奇食・ご当地グルメ

    自分が食べた奇妙な食べ物・珍しい食べ物を紹介していきます。

最近の記事

【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】6.雨の日の板谷梅樹(板谷波山記念館)

(前回の記事はこちらです) 茨城の人情に触れる  起床。快活クラブの定番モーニング、無料トーストを慌ただしく二枚喉に押し込みチェックアウト。広大な駐車場を突っ切って玉戸駅へ向かう。駅前に、丁度コミュニティバスが停まっている。行先もまた丁度良いことに、下館行きだ。これに乗ってみよう。  7時28分、玉戸駅前発。終点は下館駅だが、最短経路を進むわけではない。このバスはJR水戸線の南側エリアを遠回りし、工業高校や工業団地等を経由する。各所で小刻みに人を乗せ、また降ろしながら進

    • 【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】5.下館にて同じ過ちを二度繰り返す

      (前回の記事はこちらです) 同じ過ちを一日に二度繰り返す  下館駅には、今乗ってきた真岡鐡道に加え、JR水戸線、関東鉄道常総線の三路線が集まっている。茨城県筑西市の中心地らしく、駅の北側には市役所がある。  今日はまだ時間がある。どこかに行こう。駅前には、広沢美術館と大書された巨大な広告物があるが、ググってみるとここからはかなり遠い。役所内の観光案内板で、駅からの徒歩圏内に、美術館を二軒見つける。市立美術館と、板谷波山記念館だ。いずれも、駅北口から真っ直ぐに北に伸びるメ

      • 【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】4.真岡鐡道完全乗車

        (前回の記事はこちらです)  いかにも昭和っぽい商店で菓子を買い、駅まで戻る。  茂木駅には、日中、駅員が不在の時間帯がある。それは良いのだが、駅員不在の間は、何と自動券売機も稼働を停止するという。故障トラブルに対応する人間がいないからというのが、一応その理由らしいが……逆じゃねえのか? 無人の際に、人間の係員に代わって販売業務を行うのが、自動販売機という機械の存在意義ではないのか? 記念に入場券を買おうと思っていたが、買えなかった。  渋くてレトロな木造の待合室にて、上

        • 【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】3.茂木にて(道の駅もてぎ・もてぎ昭和館)

          (前回の記事はこちらです) 道の駅もてぎ  街中をしばらく歩いた後、右折して川沿いに進む。初夏の午前の川べりを吹く風は爽やかなのだが、肝心の川面が、正直イマイチ美しくない。何だか化学薬品的なコバルトブルーに濁っていて、所々妙に泡立っている。透明感が全く無く、毒々しい。トイレ掃除用洗剤のような色彩だ。山間部の渓流といった感じは全くしない。  目的地「道の駅もてぎ」までは、予想以上に距離がある。道の駅手前の公園に、多数の巨大な鯉のぼりが掲げられている。薫風を受けてはためく様

        • 【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】6.雨の日の板谷梅樹(板谷波山記念館)

        • 【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】5.下館にて同じ過ちを二度繰り返す

        • 【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】4.真岡鐡道完全乗車

        • 【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】3.茂木にて(道の駅もてぎ・もてぎ昭和館)

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          2本

        記事

          【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】2.清原地区市民センターから真岡鐡道まで(JRバス関東・清原~市塙線完全乗車)

          (前回の記事はこちらです) 清原地区市民センター→真岡鐡道市塙駅  芳賀町工業団地から更に東に進む公共交通機関は、今の時間帯には存在しないようだ。時刻表を調べ、別の手段を探す。ライトレールを宇都宮市内へ少し戻った所に、別のトランジットセンター「清原地区市民センター」があり、そこからも東に進むバスが出ている。真岡鐡道(もおかてつどう)の市塙(いちはな)という駅まで繋がっている。これに乗ろう。  上り宇都宮方面のライトレールを待っていると、停留所近くの路肩に自家用車がスッと

          【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】2.清原地区市民センターから真岡鐡道まで(JRバス関東・清原~市塙線完全乗車)

          【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】1.芳賀町工業団地から循環バスに乗る(JRバス関東・芳賀工業団地循環線北ルート完全乗車)

          (前回の記事はこちらです) 早朝の宇都宮ライトライン  宇都宮駅東側のビジネスホテルに泊まる。このホテルはメインストリートである鬼怒通りに面しており、廊下の窓から走行するライトレールの姿を俯瞰することが出来る。目が覚めてしまったので、早朝から撮影する。その走行音は存外に大きく、夜間や早朝はかなり遠くまで響く。  ホテル一階のロビーにて、無料サービスのコーヒーを一杯飲んで出発。今日の午前は、もう一度ライトレールに乗る予定だ。始発駅である、宇都宮駅東口まで歩く。停留所は既に

          【Q11.宇都宮LRTの、更にその先へ】1.芳賀町工業団地から循環バスに乗る(JRバス関東・芳賀工業団地循環線北ルート完全乗車)

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          12.宇都宮駅(栃木県代表駅)

          12.宇都宮駅(栃木県代表駅)

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          【Q10.宇都宮LRTと、その先】2.芳賀・高根沢工業団地から安住神社まで

          (前回の記事はこちらです) 芳賀・高根沢工業団地から安住神社まで歩く  宇都宮ライトレールの終点「芳賀・高根沢工業団地」停留所から、更に先に進みたい。とは言っても、この先には公共交通機関は、何も存在していない。選択肢は一つ。徒歩である。  歩道橋を渡り、幹線道路脇の歩道を、北に向かって歩き始める。右手にはホンダの工場の、広大な敷地が続く。工業団地を走る自動車道は車線も多く立派なものだが、車の姿はそんなに多くない。  この方向に歩く人間は自分だけかと思ったが、そうではなか

          【Q10.宇都宮LRTと、その先】2.芳賀・高根沢工業団地から安住神社まで

          【Q10.宇都宮LRTと、その先】1.宇都宮ライトライン完全乗車

          東北本線で宇都宮まで  湘南新宿ライン・宇都宮行のボックスシート、進行方向に向いた、通路側の席に座っている。隣の窓際席には高齢女性、その対面の窓際席には高齢男性、私の対面の通路側席にはスーツ姿の中年男性がそれぞれ腰掛けている。  10時12分、荒川を渡り埼玉県に入る。浦和にてスーツの男性が、大宮にて高齢男性が降りる。私は窓際席に移動し、車窓の撮影を開始する。  10時26分大宮発。ここまでは定刻通りだ。東北本線は、昨日4月28日の夜から、今日4月29日の朝まで、工事のた

          【Q10.宇都宮LRTと、その先】1.宇都宮ライトライン完全乗車

          夏の水島

          夏の水島

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          03.まきばのラーメン(岩手県・小岩井農場内)

          03.まきばのラーメン(岩手県・小岩井農場内)

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          02.アオウミガメの刺身・煮込み(東京都小笠原村・父島)

          02.アオウミガメの刺身・煮込み(東京都小笠原村・父島)

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          【小笠原滞在記】【完結】3.父島最終日・おがさわら丸復路

          (前回の記事はこちらです) 父島最終日午前(循環バス完乗・レンタサイクルで島巡り)  父島滞在の最終日は、竹芝に帰るおがさわら丸が15時に出港する。それまで時間があるが、自分は特にアクティビティやツアーは予定していない。二見港がある島の中心部まで、オーナーが車で送ってくれるというので、お願いする。自分以外の宿泊者は、今日の午前中も何らかのアクティビティを予定しており、ツアー会社の車が迎えに来るとのことだ。  この三日間で、同宿の方々とは様々な雑談をし、少し打ち解けた。あ

          【小笠原滞在記】【完結】3.父島最終日・おがさわら丸復路

          【小笠原滞在記】2.父島のドルフィンスイムとホエールウォッチング

          (前回の記事はこちらです) 無謀にもドルフィンスイムに挑む  父島滞在三日目は海のアクティビティだ。出発前に海パンに着替え、上着はウインドブレーカー、ズボンには撥水性のスウェットを着用する。宿の亭主の車で、集合場所まで送ってもらう。二見港近くの、青灯台だ。  小舟が停泊している小さな桟橋があり、幾つかのグループが既に集まっている。自分のツアー会社のグループはどれか? すぐに見つかる。昨日の森ツアーの時に同行していた、松葉杖の女性の姿が目印になってくれた。  今日の海ツアー

          【小笠原滞在記】2.父島のドルフィンスイムとホエールウォッチング

          【小笠原滞在記】1.父島の森歩き

          (前回の記事はこちらです) 小港海岸と中山峠展望台  父島滞在中に宿泊するペンションは、朝夕の二食付きだ。非常に充実していて、器も盛り付けも美しい。ボードに書かれた、今日のメニューの書き文字も洗練された飲食店舗のようで、書き慣れている感じがする。自分が撮影すると、他の宿泊客も同じように撮り始めた。亭主は本土の飲食店で、それなりの修行を積んだ人なのかもしれない。  メニューには、島の食材が豊富に使われている。ご飯は白米ではなく、三分つきぐらいの玄米だ。こだわりがあるようだ

          【小笠原滞在記】1.父島の森歩き

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          01.ウミガメの塩煮丼(東京都小笠原村・父島)

          01.ウミガメの塩煮丼(東京都小笠原村・父島)

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