<人生の転機>床が見えない汚部屋を掃除したら…①
24歳、転々としていたバイトをまた辞めて、無職に。
「ロフトベッドが欲しい…」
そこから全てが少しずつ…動き始めました
専門学校卒業後、会社に就職するわけでもなく、何か自分で始めるでもなく、バイトを転々としている生活。
実家暮らしだった自分は、親に遠慮しながら自分の都合の良さだけを考え、どちらかというと「我慢」して暮らしていた。
バイトが続かないことの「親への後ろめたさ」と、働くことへの「自信喪失」がどんどん膨らんでいった…
自分の居住スペース(個人の部屋)は、6畳の広さ。
テレビもエアコンもPCもこたつもあった、まさに引きこもるには十分な場所。
今思えば、恵まれた環境下にあったが…逆にそれが自分自身を精神的に追い込んでいたのかもしれない…
精神的に不安定・崩壊寸前だった自分の部屋は…ご想像の通り…
「 床の見えない物の溢れた汚い部屋 」
まさに心理状態と生活スペースがリンクしていた空間でした。
「部屋が汚くても全く気にならない」という状態でした…むしろ物が多いほうが落ち着く気がしたし、「掃除するか」という思考に全くならなかった。精神的に不健康だったのが、今ではありありとわかる…
クローゼットの奥は、ゴキブリの死骸だらけ。
部屋の中に一体何匹のゴキブリがいたんだろうと思うほど、ウヨウヨいた。虫が大嫌いなはずなのに…それでも引きこもっていた。
そして、そんな状態でも平気な自分になってしまっていた…
そんな24歳無職の自分は、ふと思った。
「部屋をもっと広く使えれば、趣味がやりやすくなるかな…」
自分の趣味は創作活動、そう、オタク活動だ。
イラストを描いたりコスプレ衣装を作ったり、コスプレ用小道具や名刺を作ったりなど、創作活動に夢中だった。
バイトを転々としていた自分は「社会的自立・自信」を全て失っていたが、趣味への情熱だけは衰えることはなかった。
汚部屋にある机の上は当然、文具や紙類や資料類・小道具用の材料などさまざまなものが山積み状態。最悪の環境で創作活動を行っていた。
精神的にも肉体的にもボロボロになった自分は、次のバイトを探すこともやらなくなり、実家に引きこもるようになった。
親は何も言わなくなった。それに甘えていた。
10代の頃から問題児で手の付けられない自分に、疲れたのか面倒になったのか「見て見ぬふり」「娘をそばに置いておければそれでいい」というのがわかった…
そんな汚部屋に引きこもっていた時に、PCのサイトで偶然見つけた
「 ロ フ ト ベ ッ ド ??? 」
「 2段ベッドの下がないバージョン…??? 」
「 あっ!これならベッドの下に作業用の机置けて、部屋がもっと広く使えるかも!! 」
「 ロ フ ト ベ ッ ド が 欲 し い … 」
↑↑↑(イメージ図)
ゴミ屋敷と化した部屋で使っていたベッドは、兄のお下がりの古いシングルベッド。
「ベッド 兼 服・衣装置き場」
ギシギシうるさくて、マットレスも潰れて変形している状態。お下がりだから、当たり前か。
ロフトベッドが欲しくなってから、ネットで商品を片っ端から検索しまくって、自分の欲しい形状や手頃な値段のベッドを探しまくった。
バイトが続かない上、趣味に消えていく貯金。それでも手に入れたかった、PCにかじりつき…必死に探し続けました…
ネットで検索するにも限界があると、ある時理解した。
一度店舗に訪れて、商品をこの目で確かめる必要があると思った。
正直…実際どのくらいの大きさなのか、部屋に置いたときの圧迫感など、頭の中だけの想像ではリアリティに欠けてしまう…わからない…
引きこもっていた自分が、趣味以外で珍しく活発的になっていた。
近所にあった家具屋さん「SAKODA」
大手家具専門店でお馴染み、時々行っていた場所。
「とりあえず見に行こう」と、ある日、母が買い物に行くついでに車で連れて行ってもらった。自転車でも行ける距離だが…自転車に乗ることも億劫になっていた。
なぜSAKODAへ行くのか、母へ説明した。
母は納得して、一緒に見に行くことになった。
今思えば…この頃はわりと母と、仲良く過ごして出掛けたりしていた気がする。それは…自分の居場所が実家しかないからか、親に気を遣っていたからか、自我を押し殺して、母に合わせていたかもしれない…
そもそも、ロフトベッドがあるかどうかもわからなかったが、とりあえず行ってみた。
そしてそこで…予想もしていなかったまさかの出逢いがありました
① 終わり
はじめまして、群青色と申しますm(__)m
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございますm(__)m
内容は②に続きます!ゆるい更新になりますが、興味を持ってくださった方…よろしければ見ていただけたら嬉しいです!
自分の過去の話(学校や親との関係・家庭環境・仕事)
現在の話(猫たちや旦那との出逢い)など、ありのままの自分をエッセイ記事にしていけたらと思っております。
note初心者ではありますが、よろしくお願いいたします!
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