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面積図もいいけど、てんびん図もね

平均算の解き方は面積図を使う方法もあるんだけど、一行問題ならてんびん図がおすすめです。理由は、面積図だと書くのが面倒だから…という個人的な理由です。

Aさんは100点満点の算数の小テストを4回受けることになっています。3回までの平均点が62点でした。Aさんは4回目の小テストで何点とれば、4回の平均点は65点になりますか。

桐光学園・第1回 2022年度

平均算のてんびん図のイメージが下になります。平均点との差を長さに見立て、重さをテストの回数とし図を書きます。支点が平均点。左右が釣り合うことから式を立てます。

この、てんびん釣り合うというのは、方程式で左右両辺が成り立っていることと同じ。てんびん図がすすめるもうひとつの理由は、中学に入っても使えることです。

この問題をてんびん図にあてはめると以下になります。

支点の左側と右側が等しいことから式は以下になります。
$${ 3 \times 3 = x \times 1 }$$
$${ x = 9 }$$

ここで止めてしまわないように。平均点に、いま求めた点数を加えます。
$${ 65 + 9 = 74 }$$

答え.74点

原稿を書いている時に、なぜだかテレビCMのコピーで「おせちもいいけどカレーもね」というのを思い出しました。ククレカレーがボンカレーに対抗するため広告だったそうです。でも、見出しはかなり無理があるかな。



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