見出し画像

池上さんは受験対策の最強コンテンツ

今年の開成中の算数、1番は計算問題でした。驚いた受験生も多かったのではないでしょうか。開成中はここ数年、計算問題の出題がありません。ただ応用問題の計算量が結構あるので、(当たり前ですが…)計算力は必要でした。大学入試共通テストが複数の知識を組み合わせて解く、いわゆる応用問題に重きを置く傾向の中、開成中の問題構成は意味深です。

今年、話題になった「良問」が麻布中の社会です。ちなみに…誰が解いてもワクワクする…が、私が考える「良問」です。

<日本に働きに来た外国人とその家族の人権を守るためには、どのような政策や活動が必要だと考えられますか。君が考える政策や活動の内容とそれが必要である理由を、80~100字で説明しなさい。なお、句読点も1字分とします>

受験生だけでなく、国会議員にも解いて欲しい問題です。

ポイントは「君が考える政策や…」。時事問題の参考書は、毎年出版されます。新聞社が発行するものもあります。ニュースについて教えることができても、自分の考えを記述することは、(時間的に)塾でもなかなか取り扱えないのではないでしょうか。

今後、このような問題が増えていくかはわかりませんが、「君の考える…」を記述させる問題は、いろいろな教科で出題されそうです。

さて対策は…。

ヤフコメをはじめ、ニュース議論するサイトは数多くあります。ただ、書き込みの空気を読んで記述することが多いので、どうしても偏った傾向になりがちです。また、ご家庭内で議論するのは、さらにハードルが上がります。受験生の年齢を考えると、感情的にもなりそうです。

そう考えると、池上彰さんのニュース解説は、受験生と一緒に見るには最適なコンテンツかもしれません。番組内で池上さんとタレントの方とニュースについてやりとりします。池上さんの「いい質問ですね〜」は、ニュースのツボ。テレビを見ながら子どもたちに意見を言ってもらえば、知識の整理になりそうです。

以前、信号待ちをしていたら隣に池上さんがいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?