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#87 [視覚芸術] 世界で屈指の有名な絵画

第13週 第2日(水)視覚芸術「モナ・リザ」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は視覚芸術「モナ・リザ」です。

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本の要約

1505年ころにレオナル・ド・ダヴィンチが描いた「モナ・リザ」は、ルネサンス期の女性肖像画の先駆けと考えられている。

■モナ・リザの特長
・ポプラ版に油絵具で描かれている
・大きさは縦77センチ、横53センチ
・モナ・リザが誰なのかさまざまな説があるが、ダ・ヴィンチの理想の女性というのが有力
・スフマート技法を使用

■スフマート技法
輪郭を柔らかくぼかす技法。これにより神秘的な雰囲気が生み出される。
この技法でダ・ヴィンチは女性の表情を曖昧なものとすることに成功している。

ダヴィンチの死後、「モナ・リザ」はフランソワ1世により金貨4000枚で購入された。その後、ヴェルサイユ宮殿やナポレオン・ボナパルドの寝室に飾られたのち、ルーヴル美術館に展示された。1911年に盗まれたものの、2年後にフィレンツェのホテルの一室で発見された。
1956年には酸をかけられて下半分が損傷したため、それ以後は防護用の二重ガラスに守られて展示されている。

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ポプラ板

ポプラは瘤杢(こぶもく)がよく出る美しい材木で、一枚板テーブルとしても個性的な見栄えがあり人気です。気乾比重が0.36~0.45と値が低く、一枚板に使われる他の樹種よりも持ち上げた際、とても軽く感じます。辺材のゴツゴツとした雰囲気や、無垢な雰囲気がとても好きな樹種です。

ヨーロッパでもよくある木らしい。古代ローマでは集会所の周囲に植えられたことからラテン語の共同体を意味する「populus(ポプルス)」に由来している。

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モナ・リザの価値とは

ダヴィンチが残した絵って総じて価値が高いのかわからないが、モナ・リザが頭抜けて有名なのは誰もが知っている。

では、どうしてモナ・リザなのだろうか。

きっとモナ・リザというこの女性の絵に価値があるわけではないと思う。このモナ・リザがたどってきた歴史に価値があるのではないか思う。

もしフランソワ1世が手にした絵画がモナ・リザでなかったらきっとここまで後世に語り継がれる絵画になってなかったんじゃないかな。なんて。



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