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2023年ベストアルバム 15枚


今年はアルバムを140枚くらい聴いて、今年の新譜はそのうちの38枚聴きました。現在のシーンを何となくではあるけどちゃんと追うっていうのをしたのが今年が初めてで、正直まだ聴きたいのあるんですが今年のうちに年ベスやります

前提として全部良いです🙆


15位 TEMPLIME&星宮とと『POP-AID』

エレクトロではあるんだけど、ロックの要素も取り込んでて聞きやすかった。冬の寒い朝に『Yoake』聞くのがおススメ


14位 Galileo Galilei『Bee and The Whales』

『ヘイヘイ』で始まるのが初聴のときにめっちゃわくわくした。1975過ぎるな、とも思った。夏前のテスト期間でよく徹夜してるときに聞いてたから夏のイメージが強い。『あそぼ』が良い

たしかに


13位 underscores『wallsocket』

なんか俺らのツボをよく押さえてるなーと……。やりたいことを詰め込んでる感じ。今書いてて米津のkick backと近しいものがあるなと思った。令和ロマン
『Shoot to kill, kill your darlings』が特に好き


12位 Slowdive『everything is alive』

ベテランやなーーさすが。2曲目にアンビエントぽいインスト曲挟んでくるの凄い。大名盤『Souvlaki』とはまた違う、属性で言えばちょっとマイブラに近づいたシューゲイザー。


11位 カネコアヤノ『タオルケットは穏やかな』

タオルケットを起用するセンスわかる。こんなシューゲっぽいことするんだ、とちょっと驚いた。『月明り』みたいな暗い曲を入れてくれるのがいいよね(燦々でいうところの『車窓より』と似てる)
あとカネコアヤノは早稲田祭でライブを見た。今年見たライブの中で一番音がデカくてよかた。坂本慎太郎かジミーペイジみたいな外見の人がギター弾いてた


10位 Maneskin『RUSH!』

Maneskinは2022年のサマソニで見てから好きになった(マジでヘッドライナー級の盛り上がりだった)。多分今年で言うと聞いてる人数が一番くらいに多いであろう名盤。2023年にここまでのクラシカルなロックを鳴らしてくれて感謝しかないし、俺は結局ロックが好きなんだ、好きなんだよなー好きなんですわな、となった。だから良かった。
『THE LONELIEST』いい


9位 Mr.Children『miss you』

ちょうど同時期にBig Thiefも聞いてたので特にフォークを意識して聞けた。全編通してすごいオーガニックな音と言いますか、「生」の音が鳴ってる。いやしかし本当に歌詞がいい。1曲目『I MISS YOU』。結構ネガティブで、「何が悲しくって こんなん繰り返してる? 誰に聴いて欲しくて こんな歌歌ってる? それが僕らしくて 殺したいくらい嫌いです」とか。このアルバムは他と比べて桜井さんの個人的な感情が顕著に表れてますな。次の『Fifty’s map ~おとなの地図』も歌詞が本当にいい。歌詞がアツすぎる。

自由てやつはティーンエイジャーにだけかかる魔法じゃないはずだろう?

『Fifty’s map ~おとなの地図』より

これがまじでカッコよくてちょっと泣いた。
まあだから歌詞がいいアルバム。他にも『アート=神の見えざる手』での自己批評が凄まじかったり、『deja-vu』の「誰の中にもブレーキとそしてアクセルがあるから 僕ら前へ踏み込んでいかなくちゃな」も勇気づけてくれる。説得力が違う。


8位 King Gnu『THE GREATEST UNKNOWN』

こういうブリッジの曲入れまくってるアルバム正直好みなんだよな。俺に作曲の才能があったら絶対こういうアルバム作ってる。
King Gnuはそこまで熱心に追っかけてたわけではなかったんだけど(関係ないけど、姉に『逆夢』があんまり好きじゃないという話をしたら呪術廻戦見たら好きになるんじゃない?と言われ、なんでわざわざ俺が見なくちゃならないんだと思ったことがある)、既に世に出てたタイアップの曲をほぼ再録したってのを聞いた時は、さすがこだわってるな~とは思った。しかもその再録が絶妙で、『千両役者』のアレンジとか上手くアルバムに馴染むように施されてる。『STARDOM』も浮いてないの凄い。あとやっぱり椎名林檎との交流が常田にとってデカかったんじゃないかな、『勝訴ストリップ』っぽ過ぎるからねマジ。『):阿修羅:(』は勝訴ストリップでいうところの『ストイシズム』だと推理。曲順も素晴らしい。『BOY』以後が若干弱い気がするけど、まあ日本トップのドデカバンドがこういうアルバムを意識したアルバムを作ってくれて嬉しい、ありがとう、感謝の気持ちでいっぱいです。


7位 The Rolling Stones『Hackney Diamonds』

クラシックロックを聴いていく中で「別にストーンズて微妙じゃね」となってたので(『Beggars Banquet』が苦手なんですタイ)そんなに期待してなかったんだけど、最高だった。王道。昔の黄金期のアルバムより全然好き。ポールがなんかバキバキなベース弾いてるし。ビートルズとよく比較されてるけど、ビートルズみたいな革新性はストーンズにないしなあ……と思ってたから、好きになれてよかった。というか比べるもんじゃないだろ 『Depending On You』のストリングスの使い方素晴らしい。『Whole Wide World』いい曲。レディーガガもいい


6位 Blur『The Ballad of Darren』

ベテランだ!!『St. Charles Square』とかはサマソニで見て好きになった。今年ブラーのアルバム全部聴いてみたんだけど、その中でも今作は肩の力が抜けてリラックスして作られたような感じがした。バンドとして良い歳のとり方してる



5位 揺らぎ『Here I Stand』

日本でここまでのギターロックやれるバンドそんないない。一応シューゲイザーバンドではあるんだけど、別にシューゲイザーとくくらなくてもいいくらいの領域にいると思う。あと時間が短いのも良い。


4位 Mitski『The Land Is Inhospitable and So Are We』

Rate Your Music(RYM)で上位になってて知ったアルバム。RYMは今年から使い始めてそういう音楽評論サイトの上にくるようなアルバムとは分かり合えないんじゃないかと思ってたんだけど(実際Sufjan Stevensとか聞こうとしたけど断念した)、これは好きになれたのが最初驚いた。嬉しかった。そんで何ですかこの暖かい音色は。『My Love Mine All Mine』は勿論、『The Frost』『Star』『I Love Me After You』も最高。



3位 Parannoul『After The Magic』

前作『To See the Next Part of the Dream』より好きかも。そっちのアルバムは途中でちょっと長い曲とかもあったりしてそこがマイナスポイントになってて、今年のやつの方がいいな~と感じました。この過剰なほどにエモを取り入れてくるシューゲイザー狡い 『Polaris』、『Parade』、『Imagination』、そりゃ好きだよなー 個人的にRADWIMPS好きな人に勧めたい。というか新海誠に勧めたい。新海誠とのタッグ見たい。



2位 スピッツ『ひみつスタジオ』

気分が落ち込んでるときに自信をつけるために聴く音楽が作者にとっていろいろあるんだけど(OasisのAll Around the Worldとか)、今年のそれは『ときめきpart1』『讃歌』『跳べ』だったので。歴代のスピッツ作品の中でもトップクラスに好きなアルバム
今年老いを武器にして人間らしい作品を作ったミスチルに対し、スピッツはデビューからずっと若さを保つという超人的な技を成し得てる気がする



1位 cero『e o』

Twitterで話題になっててとりあえず聞いてみたらやばかった。これを初めて聞いてたのがディズニーに向かう途中の京葉線車内だったんだけど、葛西臨海公園駅あたりの海沿いの景色と『Cupola』が妙にマッチしてた。しかも『Fdf』なんてディズニー感満載だし、そん時の記憶とセットで(聞いてた時の現実生活の記憶と謎に結びつく音楽あるよね)これは年間ベストにせにゃだめだろうと、確定だろうと、これを超えるのは今年出ないだろう、と当時推測したわけですが、それが的中したという事でした。
人のツイートをパクると、このアルバムはKid Aだし、空洞ですでもある
『Angelus Novus』は今年筆者が一番聞いた曲でした 素晴らしい
いやーceroすごい ありがとう、感謝の気持ちでいっぱいです

(ラップ好きの友達に『Epigraph』聞かせたら睡眠導入曲だと言われました)




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